Twitterを眺めていると、日々色んな情報がタイムラインに流れてくる。
2020年からはコロナの情報が、選挙が近づけば政局の話題が、すぐに人々の関心を動かしてトレンドとなっていく。
選挙のたびに議論されることの1つに、「若者の政治参加」というものがあるだろう。
筆者は、先の衆議院議員総選挙で初めて選挙権を獲得した。「若者と政治」「若者と選挙」は、選挙の時期になると話題の当事者以外でも目にするテーマである。
とある、同い年の人が運営しているアカウントが、以前からずっと気になっていた。
「若者党」とは何だろう。「西田ゆうま」とは一体なんだろう…。

もっとその中身を知りたい。西田さんとは、知人を介してFacebookで繋がっていた。意を決してメッセージしてみると、ありがたいことに、快く取材を受けてくださった。
本稿は、そのインタビュー概要をまとめる。
Q.活動を始めた理由は?
目次
「個人的な活動はですね、まず小学校2年生の頃。あの頃は2012年・衆議院総選挙があったんですね。その頃地元の隣の千葉9区の方に、私と名字が同じの西田譲さんという方がいらっしゃったんです。
その方のポスターを見たのがきっかけで選挙に興味を持つようになりました。ポスターの写真を撮っているうちになぜか事務所も周るようになり、そして最終的には西田さんご本人とお会いさせていただくということにもなったんです。
そこで色んなお話を聞かせてもらって、政治家っていうのがまずこの時点でどういうことをやっているのか分からなかったので、そこで色んな知識を与えてもらったんです。
政治家というのがまず「誰かのために」という仕事であるっていう風に聞きますが、その内実は一言では言い表せない難しさがあります。色んなことがあっての「政治家」だと思うんですけれども、そこで西田譲さんに背中を押されたというか、「政治家目指して頑張って」と言ってくださったんですね。
もうなんか「尊敬する人にそれを言われてしまったらなるしかないな」と私も思いまして。(笑)そこで政治家になろうという決意をしました。
若者党の方は、またそこからしばらく経ってから始めた活動です。
西田さんから、「党派関係なく、色んな人の事務所を訪ねてみるといいよ」と仰って頂いたんですね。
なのでその通りに、党派関係なく色んな事務所ごとに周ってきて、気づいたことがあります。
さっきも演説で言ったんですが、このような活動をしていると必ずと言っていいほど「若い人が政治・選挙に興味持ってくれて凄く嬉しい」と色んな人に言われるんですよ。
「若い人たちが政治に興味ない」って問題なんじゃないかなと思ったわけです。それがきっかけですね。
若者党というのは「若い人たちの政治参加を応援したい」「若者の政治参加を促進していきたい」っていう思いから生まれた政党なんです。」
Q. 具体的にどういう活動をされているのですか?
「若者党としてはですね、駅前で先程もやった街頭演説とか、ビラを配らせてもらったりとかをさせていただいています。」
西田さんが見せてくれたのは、「わかものプレス第二号」と題した西田さんの名前や顔が大きく写る若者党のチラシだ。
「あとはポスター貼りですね。ポスターも何種類かあってそこにもメッセージを込めさせてもらっています。何か気付いてもらえるといいなと思っているんです。
というのも、自分自身もポスターがきっかけでこういう世界に入れたので、若い人たちにそれをきっかけとして興味を持ってくれればなということで、ポスターを貼らせてもらったりとかしているんですね。
若者党として独自の、言ってみれば「特徴的な部分」としては「若者会議」があります。これは、若い人達だけを集めて色々お話をしていくという活動なんですけども、実はまだ1回も開催できていません笑
コロナ禍ということもあり、ここ2年ほどはなかなか難しい状況が続きました。
今後は若者会議の方も、若者党独自の活動として、やっていければなと思っています。
そもそも若者党が、「若者」という文字が目に入って、興味を持っていただき初めていると考えています。
若い人たちって、やっぱり選挙に出たり政治活動を積極的に行う印象も、あまりないんじゃないかなと。そういうことは高齢者の方がしている場合が多いっていう印象じゃないでしょうか。
その分、活動している中ではいろんな人たちが声掛けてくれます。
他の駅頭も今までやってきたんですけど、かなりいい反応を貰えました。
私たちは1人の若者であると同時に、「未来を作る人」でもあるんですよね。
そういう若い人たちに期待しているんだっていうところを、そこでも強く実感しました。」
Q. 実際の選挙でも候補に推薦を出されていますよね
「そうですね。若者党としては推薦候補までしか出してないんですけども、本当であれば町田の市議選にも候補者を公認で出したかったんですが、叶いませんでした。
公認候補も一応募ったりはしているんですけれども、供託金の問題がありまして、お金がなくて出れないと言う方がいるのが現状です。
若い人たちからお声がけをいただくということはあるんですけども、公認の候補者を出すところまではまだ至っていません…
推薦となると、元々出る予定だった方をただ応援しているというような形になってしまうので、若者党がやっているというよりかは、その方の活動を若者党から応援するという形になってしまいます。
これから公認候補も出せていけたらなと思ってですね。」

Q. 推薦は今まで何人ぐらいの候補に出されましたか。
「八潮市、摂津市の市議選、あと衆議院選挙の方も大分1区で1人に出させてもらったのと、これからどこか選挙で多分1人に推薦出す予定です。なので、今のところ3人ですね」
Q. 参院選に向けても何か考えているんでしょうか。
「そうですね。一応公認候補を出せたらなと、頭の中ではそう考えているんです。ただ実際は実行できるかどうかは不透明です。」
筆者が思わず「その行動力がすごいです…」と漏らす。すると
「いやいや…笑
でも、よくその「行動力」っていう部分でよく言われるのが、自分は今まで、小学校の頃なんかは自分自身も電車の乗り方が分からず、どうやっていろんな選挙や事務書を回ろうかなと思った時にですね、自転車で周ってたんです。全て。
それでどこまで行ったかと言うと、千葉から東京、あるいは埼玉まで。
選挙が好き過ぎて、そこまで行ってしまうというほどでした。
「選挙が大好きすぎる変な学生がいる」と言われるぐらい、もう色んな人たちに知られていますね笑
ローカルな活動が多かったので、まだあの頃は知名度はなかったんですけど。
Twitterを始めてからは、結構色んなメディアから取り上げられたりっていうのもあったりで、その辺で多分ご存じいただけているのかなと思っています。
Twitterのフォロワーはもう今4000人を超えていて自分自身もよくびっくりしているんですけど、かなりそこで知名度を上げている。
そういう政治界隈でも、「自分すごい有名人だよ」とか言われて笑
自分自身実感はしてないんですけどね。」
Q. 西田さんほどの行動力はないが、政治に関心があるという人はどうすれば。
「Twitterなどでも、つい最近の話ですと「どうやったら政治家に会えるの?」といった質問を頂くことがあるんですけど、やっぱり若い人たちはSNSを使っているので、まず地元の議員さん、候補者さんの方のTwitterフォローしてみたり、あと自分に近い政策や主張を訴えられている方に「この辺どうなんですか」といった質問をしてみたりなど、そういうアプローチでどんどん繋がって、実際の政治に近づいていくと思うんです。
選挙と言うのも、実際は適当に入れられてしまう方が多くいらっしゃると思うんですけども、そこで見極める判断の材料にもなると思うんですよ。
政治家さんのお話をしっかり聞いてもらって、その人間性にも触れていただきたいです。
政治家さんの中でも悪いことをする人は本当にひどいもので、そういった部分もを見極めていただければなという風に思います。」
Q. 最後に何か一言お願いします
「若者党は党員の方も今約20名ほど在籍しています。
ぜひ年齢問わず、色んな人に参加していってもらえたらなと思いますので、党員募集にもお越し頂ければなと思います。
そして若者の政治参加をこれからも促進していき、いずれは10代・20代の投票率が50%を超えるような状況を目指して、これからも頑張っていきたいと思います。」
今最も注目を集めている、学生政治活動家と言ってもいい西田さん。その活動に、私たちも目が離せない。
おとな研究所が若者党とともに、「若者と政治」「若者と社会問題」に取り組んで行くことが、今考えられる最高の在り方なのだろうか。
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