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【地方選】箕面市長選は三つ巴の争いへ

今週末の日曜日、大阪北摂の街・箕面で市長&市議のダブル選挙が行われる。市長選では、3期連続当選を果たした現職の倉田哲郎氏が突如引退を表明、後継市長を決めるべく新人3人が立候補し大混戦の模様だ。市議選では大阪維新を初めとする各党が候補者を擁立。28人の争いとなった。

市長選は三つ巴の戦いに

上島一彦 候補 (大阪維新の会・新)

大阪維新の会公認で挑むのは元府議の上島一彦候補だ。上島氏は62歳。早稲田大学を卒業後、衣料品メーカー専務などを経て42歳の時に箕面市議会議員に初当選を果たした。07年の大阪府議選(箕面・豊能郡)では自民公認でトップ当選。その後、当時の橋下徹大阪府知事が設立した大阪維新の会に移り、府議を計4期務めた。

上島候補は引退する倉田哲郎市長について全面的に評価。優れたところを継承発展させていくとしている。また、倉田氏も上島候補を全面的な支援を表明しており、事実上の後継者扱いとなっている。

選挙戦では、市長報酬2割カット・退職金0を初めとした身を切る改革を徹底していくとし、また行財政改革の推進や大阪府と連携したコロナ対策を進めることなどの訴えを繰り広げる。また、初日には松井代表らも応援に駆けつけ、支持層の引き締めを図っている。

関西を中心に勢いを増す維新が今回の選挙で勝利を収めることができるのか注目される。

住谷昇 候補 (無所属、共産党推薦)

住谷候補は、共産党推薦を受けて立候補。住谷氏は73歳、大阪府の職員などを経る。前回の市長選でも立候補し、倉田市長と一騎打ちの争いに持ち込むものの、落選した。

4年前は9000票余りを獲得したが落選。今回も唯一の反倉田市政を訴える候補としてどれだけ支持を伸ばせるのかが注目される。

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選挙戦では、PCR検査の拡充や市立病院の強化などのコロナ対策を前面に押し出し、支持の浸透を図る。共産党公認で挑む3人の市議選候補者と連携し、票の掘り起こしを狙うようだ。

服部修 候補 (無所属、NHKから国民を守る党推薦・新)

服部修候補は、NHKから国民を守る党の推薦を受けて立候補。服部氏は46歳。昨年参院選(滋賀選挙区)ではN国党公認で、今年7月に行われた東京都知事選挙ではホリエモン新党公認(N国推薦)で立候補したもののそれぞれ落選している。

選挙ポスターなどからは、あたかも引退する倉田市長の後継者であるような書きぶりをしているものの(上記画像参照)倉田氏自身は全く知らないとTwitter上で発信をしており、あくまでも服部候補が自称しているだけであるということに注意していただきたいと思う。。さすがN国だ。

選挙戦では、NHK集金人の個別訪問禁止条例の制定をはじめとするNHK問題に関する政策を中心に訴える。 同時実施されている市議選でN国候補者の当選に向けた相乗効果も狙っているようだ。

市議選も同時実施!定数23に対して28人が立候補中

今回も市長選と並行して市議選も実施されている。定数23に対して28人が立候補中の大混戦の選挙戦となっている。立候補者は党派別に、大阪維新の会6名、自民党4名、公明党3名、共産党3名、国民民主党1名、NHKから国民を守る党1名、政治団体「しょぼい政党」1名、無所属9名となっている。

市長候補を擁立した大阪維新の会が、勢いに乗り全員当選を果たすことができるのか、そして国民民主やN国、しょぼい政党などが初めての議席獲得ができるのかが注目されている。

投票に行こう!

箕面市長&市議選は今週日曜日の23日が投票日となり、即日開票される。投票場は市内38か所に設けられている。詳しくは市の広報やHPなどでご確認いただければと思う。

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箕面市HP: https://www.city.minoh.lg.jp/senkan/200823shichoshigi.html 

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