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【4/12選挙news】茨木市長選、坂戸市長選など…注目選挙の結果は?

コロナウイルスの影響で各分野において自粛が進む中…選挙は関係なく予定通り… さて今週は大阪府茨木市長選や埼玉県坂戸市長&市議選、福岡県行橋市議選など注目される選挙が各地で実施された。今回は昨日行われた各地の選挙結果についてみていきたいと思う。

茨木市長選は現職福岡さんが2選

大阪府茨木市長選は現職の福岡洋一さん(無所属)と新人の寺元博昭さん(大阪維新)の一騎打ちの戦い。激戦の末、福岡さんが維新・寺元さんを破り二回目の当選を果たした。福岡さんは44歳で弁護士。前回の市長選では大阪維新の会や自民党などの一部議員が支援して初当選。現市政の継続や蔓延する新型コロナウイルス対策などの政策を前面に出した。一部報道によると選挙戦途中から本人は街頭での選挙活動を自粛し、市長公務に専念をしていたという。

一方、公認候補を擁立して挑んだ維新は現職相手に涙を呑んだ。選挙戦では日本維新の会の足立康史衆院議員(比例近畿)が陣頭指揮を執り選挙戦を展開。寺元候補の32年間の行政経験や医療費補助の拡大、市役所改革などを政策に盛り込み懸命に訴えたものの及ばなかった。ちなみに大阪維新の会は12年には当時現職の大木氏、16年には今回二選を決めた福岡氏を一部議員や地元支部レベルで推薦していた模様だ。

投票率は33.26%。前回より0.86%下回った。

https://www.city.ibaraki.osaka.jp/shisei/senkyo/20200412senkyosokuho/47562.html (茨木市HPより)

市議補選の結果は?

市長選と同時に市議補選(定数3)も実施された。大阪維新2名、自民、立憲、共産の候補者が議席を争う大混戦。浜守たけしさん、遠藤こずえさん、滝ノ上かずのりさんが当選した。浜守さんと遠藤さんは大阪維新の会公認。市長選では敗れたものの、2人の得票率は50%を突破。地元大阪の底力を見せつけた。今回当選を果たした自民党の滝ノ上さんは前回の市議選で落選していた。次点の山下けいきさんは市議会議員を11期務め、山本太郎氏率いるれいわ新選組から水面下で支援を受けていたものの及ばなかった。

太子町では大阪維新が勝利

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また、同日に大阪府・太子町長選も実施され大阪維新の会公認で地元町議会議員などを務めた新人の田中ゆうじさんが、現職の浅野町長などを破り初当選を果たした。田中さんは前回は無所属で町議選にて当選。今年1月に町議会議員を辞職し、出馬表明をしていた。選挙戦では地元府議らと連携し、地元公共事業の滞りの打開や町議としての実績を懸命に訴えた。開票の結果、現職町長にダブルスコアで勝利した。投票率は50.68%。

坂戸市長選は 

埼玉県坂戸市長選では現職の石川清さんに無所属の小川さん、安沢さん、N国公認の尾崎さんが挑む構図。結果、現職の石川さんが次点候補に2倍以上の差をつけて3回目の当選を決めた。石川さんは69歳。市議会議員を四期務めた後、2012年に市長選で初当選後連続で当選を決めている。

また坂戸市議会議員選挙(定数20)の投票も同時に行われ、公明党4人・共産党4人・立憲2人・社民1人・無所属9名が当選を果たした。また、市長選にも候補者を擁立して相乗効果を狙ったNHKから国民を守る党は議席を獲得することができなかった。

他にも、新潟県佐渡市長選では新人の渡辺さんが現職を約700票差で破り当選。栃木県矢板市長選では自公推薦で挑んだ新人が民主系の現職に破れるなど、全国各地で熱い戦いが見られた。来週は目黒区長選、鹿児島市議選などが行われる予定だ。

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