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立憲民主党1年生議員・関健一郎議員の暴走が止まらない

国民に対し高圧的態度を取る関健一郎氏

 立憲民主党の関健一郎衆議院議員が、27日、SNSサイトツイッターにて、支持者批判ともとれるツイートや、国民をバカにしているともとれるツイートを行い、物議を醸している。

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 関健一郎議員の「どんな社会像の実現を目指すのか。具体的な政策、財政のあり方、地元でそれぞれがお示しします」という内容のツイートに対し、一般人ユーザーが「ごめんね、『社会像』の使い方が変」と返信。この返信を引用する形で、「謝るならちゃんと学べよ。どこの誰で、何を学んできたのか説明しなさいよ。全く説得力がないよ。だから野党はダメなんだよ、支持者がこんなのばっかりだから。」と関議員は投稿した。

 また、その後には「記者時代、父親と同じくらい影響力を与えてもらったNHKの先輩に『バカにバカって言っちゃいけない時代だな』って言われました。この言葉の裏にはそれ以外の日常の裏があるんです。その上で、バカにバカと言って何が悪い?勉強何も学ばずに人に絡むアホにアホと言って何が悪い?そんな時代です」(顔文字は省略)と投稿。

 これらの投稿が、一般人に対し高圧的であったり、一部の一般人を『勉強せずに絡むアホ』とバカにしていたりすると、物議をかもしている。

 中には、安倍前首相の「こんな人たち」演説を引き合いに出して批判している人もいる。関議員の対応は、あまりに稚拙だったというほかない。

 もちろん、無礼な有権者にも真摯に応待せよと言っているわけではない。ツイッターにはブロック機能があり、失礼な対応や誹謗中傷などをされた場合など、当該ユーザーからの返信・引用リツイートをいつでも封じることができる。挑発的、高圧的な返信をせず、ブロック機能を使えばよかったのではないか。関議員の対応は、軽率に過ぎる。

 関議員は、当該ツイートを既に削除しているが、何らの説明もない。関議員や、同議員の所属する立憲民主党は、一般の有権者を「勉強せずに絡むアホ」と小ばかにしているのだろうか。説明が求められる。

 なお、他にも枝野幸男代表や辻元清美衆議院議員などの、立憲民主党所属のベテラン議員が、自身のツイートに返信をできない設定にしていることがある。これらも併せて、国民の声を聞く気があるのか、立憲民主党の姿勢が疑われている。

きれいごとで何も解決策を示さないなら、国会議員の資格なし

 しかし、それだけではない。関議員には、元々から議員の素質に疑いが見受けられる。関議員は、不都合な事実をきれいごとで蓋をする傾向がある。

関議員の持論は、「絆の増税論」である。税金を重荷ではなく絆と感じてもらうと述べている。

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 「絆の増税論」は一見聞こえがいい。しかし、国民の社会保障と租税を合わせた負担率が、収入の4割に達しているという厳しい現実を直視すべきである。年収によって差は大きいものの、10稼げば手元に6しか残らないということだ。このような重い負担があることを無視して、絆のためにもっと重い負担をと呼びかけても、受け入れられるわけがない。NHK出身のエリートには、庶民の苦しい台所事情が分からないのだろうか。関議員の感覚は、一般人の感覚と乖離している。

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財務省HPより(https://www.mof.go.jp/budget/topics/futanritsu/sy3102b.pdf)

 次に、菅政権を「自助」「共助」優先だと批判した枝野氏を、教育と絡めて取り上げている。

 あらゆる事態に対する負担を「公助」という形で分かち合うべきと表ではかっこいいことを言っている。しかし、関議員の挙げた教育を例にとれば、所属政党立憲民主党は、現行の大学の就学支援について、何らの提案もせず追認している。現行の就学支援制度は、①旧制度では授業料免除を受けられた多くの国立大生が対象外になっている(収入要件が厳しすぎる)、②2浪までしか適用されない(年齢差別)という2点に大きな問題点がある。それにもかかわらず、何の対応も示さず政府の就学支援制度を追認する立憲民主党と関議員に、教育について「公助」を振りかざす資格はない。

 「絆」や「支え合い」「公助」というきれいごとで、臭いものには蓋をしてやろうというのが関議員のスタンスではないか。このようにきれいごとによって現実から目を背けようとする議員は、国会議員として失格である。

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