Twitterにおけるイデオロギーの二極化現象 なぜ偏った言論が蔓延するのか

Twitterは便利なツールで、自分の意見を表明できたり見ず知らずの人と気軽に交流できることができる。特に、政治の話はリアルの場では触れづらいテーマであるだけに、Twitter上では時に大激論が行われることもある。

こうしたTwitterでの政治の話は学びに繋がったりもちろんいい側面もある。しかし、SNSであるという特質上偏った言論に溺れてしまう人がいる。新型コロナウイルスの流行、昨年行われたアメリカ大統領選挙なども影響したのか、Twitterにおいて言論の二極化の進行が加速している。

Twitterのフォロー

当たり前のことだが多くの人はSNSを利用して不快になるようなことはしたくないと考えている。Twitterを利用する際、考えの違う人の意見がタイムラインに流れてくると腹が立ったり気を悪くするだろう。そのため多くの人は自らと近い考えの人をフォローするようになる。自らと近い人の考えに触れると共感したり快感を覚えることができるからだ。

これはSNSの仕組み上仕方がないことだが、自分に近い意見ばかりに触れていると間違いに気づけなかったり見方が一面的になったりすることがある。そのため、リテラシーのない人は偏ってしまう。

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インフルエンサーの発信

Twitterではいわゆるインフルエンサーと呼ばれるような人が存在する。彼らはフォロワー数が多く、それだけ拡散力を持つ。しかし私はインフルエンサーがTwitterの二極化に影響しているとみている。

インフルエンサーが発信することで、多くの人が「その通りだ!」と思う。インフルエンサーが意図したものではないかもしれないが、インフルエンサーをフォローしている人同士で同じ考えをもっているんだな、ということがわかる。

日本人は元来同調圧力が強く、意見の食い違いで仲間はずれにされることも多々ある。Twitterの政治界隈においても例外ではなく、意見の相違で攻撃されたり炎上することもある。そこで、多くの人はインフルエンサーを核とするイデオロギーの統一を図る。これはインフルエンサーがどうこうできるようなものではなく、自然発生的に生じる現象だ。

その結果、インフルエンサーの考えが直接多くの人に伝播しやすい。インフルエンサーは元々政治的な対立軸に身を置いている人が多い(現に中道のインフルエンサーはあまり見かけない)上、デマである場合訂正されることも少ないので、どうしても偏った言論がまかり通ってしまう。

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トレンド機能

Twitterのトレンド機能では、自分が関心のあるトピックが表示されやすい。

これは私のTwitterの画面だが、上の画像は政治系のアカウントで、下の画像はリア垢(現実の知り合いと交流しているアカウント)だ。これを見れば一目瞭然だが、政治系のアカウントでは政治関連のトピックが表示されている一方、リア垢ではエンタメ系のトピックが多い。

そして、このトレンド欄の上位にはこれまた自分に近い意見でバズっている(話題になって拡散されている)インフルエンサーのツイートが表示されることが多い。そのため、ここでも偏ってしまう危険性がある。

断続的に飛び込んでくる情報

Twitterではタイムラインを通じて断続的に新しい情報が飛び込んでくる。しかし前述したように多くの人は自分に近い意見を持つ人しかフォローしていないのでタイムラインも当然ながら自分に近い意見があふれることになる。するとどうなるか。

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例えば、極端な右翼の人のタイムラインは右翼の人のツイートであふれかえっている。中国の悪いニュースが多く飛び込んでくると「ああまた中国が何かやったのか」と思うだろう。その繰り返しの結果「中国=絶対悪」というマインドが醸成される。こうなると止まらない。何が起こっても「中国が悪い」と思い込んでしまう。これは左翼やいわゆる「アベガー」にも同じようなことが言える。

寛容な姿勢で

こうした理由から、Twitterではどうしても言論が極端化しやすい。特に政治界隈では左右の分断が大きく、大統領選などのイベントが発生するとそれが表面化し、二極化する。

これを防ぐためにはあらかじめ自分と意見の違う人をフォローするなど、意見の相違に対して寛容な姿勢で向き合うしかない。もちろん Twitterの使い方は個人の自由だが、Twitterを利用して偏った意見に振り回されないためには自分自身を律する必要が出てくるのである。

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よもぎ

よもぎおとな研究所 副編集長

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高校2年のブロガー
国際情勢が専門

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