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「とある国」はアウト、「ウガンダなんか」はセーフ 境野今日子氏の異常な人権感覚に迫る

差別意識丸出しの投稿

min. (@chopstickman37) | Twitter

 呆れて物も言えない。株式会社bitgrit人事部長などを務めている境野今日子氏が、8月2日、SNSサイト「twitter」で「あのウガンダの選手 もし人権が大切にされる国で五輪が開催されていたら、 ちゃんと難民申請が受理されて、 ウガンダなんかに強制送還されずに済んだのではないかと思うと、 今回が日本で本当に申し訳なく思う」とツイートした。ウガンダの選手とは、日本に亡命を希望していたジュリアス・セチトレコ選手のことだと考えられる。同選手は、ウガンダでの厳しい生活に耐えかねて日本で働きたいと希望し、失踪していた。7月20日に同選手は発見され、21日に自主的に帰国した。

 日本は衰退傾向にあるとはいえ、一応今でも先進国である。それに対して、ウガンダは開発途上国である。先進国・日本の国民である境野今日子氏が、開発途上国のウガンダに対し、「ウガンダなんか」という物言いをすること自体、ウガンダを見下す意識があるのだろう。境野氏のツイートは、ウガンダに対する差別意識を丸出しにしていて、絶対に許されないものである。

参照:境野氏本人のツイート

 また、ジュリアス・セチトレコ選手は、実際には、周囲の説得に応じ難民申請をせず自らの意思で帰国している。境野氏のツイートは、あたかも日本が同選手の難民申請を断ったかのように読めてしまうが、実際は、難民申請すらされていないのである。そうすると、境野氏は、日本が難民申請しても通さない「人権後進国」であるという印象操作をするため、デマを流していたということになる。

 差別にデマ、境野氏の人権感覚と事実認識は、おかしいとしか言いようがない。

 現在、境野氏は多くのユーザーに批判されている。

水谷隼選手の「とある国」ツイートを苛烈に批判

 さて、境野氏が批判されている理由は、それだけではない。東京五輪卓球ダブルスの金メダリストの水谷隼選手が、Twitterで、「とある国」から誹謗中傷が来ている旨のツイートを行ったことを受けて、境野氏は繰り返し苛烈な批判を行っていたからだ。

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 境野氏によれば、「とある国」からという表現が、差別を助長するらしい。

 境野氏は、水谷選手に対し、このような苛烈な批判を継続した。他にも多くの人が境野氏に便乗した。その結果、水谷選手へのさらなる誹謗中傷が誘発されてしまった。これはもう、粘着と言って良いレベルである。

 境野氏は、このように反差別的な立場から水谷選手への批判を繰り返し行っていた。しかし、2日深夜、境野氏はウガンダに対する差別意識を丸出しにしたツイートをしてしまっているのである。

 「とある国からの誹謗中傷」と「ウガンダなんかに強制送還」、より差別的なのはどう見ても後者だろう。もし水谷隼選手のツイートだけが差別的だというのなら、境野氏は、異常な人権感覚の持ち主だということになる。人の発言を差別だと難癖をつけておきながら、より差別的な表現をするのが、境野今日子という人間なのだ。境野氏の二重基準には、強く抗議したい。

「水谷選手への抗議」と「ウガンダなんか」の共通点

 ところが、思いがけないことに、境野氏の水谷選手への抗議と、「ウガンダなんか」ツイートには、共通点があるのだ。

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 それは、日本や日本人の評価を下げることに寄与しているという点である。まず、水谷選手のツイートへの批判は、水谷選手のツイートを見て特定の国にヘイトスピーチをする一部の日本国民を根拠に、日本国民の人権意識の低さを導こうとしているのだ。次に、「ウガンダなんか」ツイートは、ウガンダに強制送還して難民申請を認めさせない日本は人権後進国だというロジックだ。前者は過度の一般化と印象操作に過ぎず、後者は上記の通り前提とする事実が誤っているため、デマだ。しかし、境野氏のアカウントのフォロワー数は多く、このような誤った情報が流布し、水谷選手や日本国民の評価を不当に貶めている。

 境野氏は故意に日本や日本人の評価を貶めているのだろうか。仮にそうだとしたら絶対に許されないし、そうでないとしたら無意識に日本の評価を貶める言論を、一貫性のない形で行っているということで、恐ろしいことだ。

 とにかく、これだけは言いたい。自分に甘く、他人に厳しい境野今日子氏の言論のあり方は、許されるものではない。

【参考記事】

金メダリスト水谷選手を「セカンド中傷」するアカウントの「二重基準」を暴く(おとな研究所)

【主張】水谷選手による「とある国」ツイートの問題点-SNS上の「誹謗中傷」も「差別」もあってはならない。(おとな研究所)

 

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