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立憲民主党の議員・候補者は、なぜ「性的な不祥事」が多いのか 4年間の「ハレンチ」総集編

この4年間にここまで性的な不祥事を起こした政党は、立憲民主党だけ!

 年議員・候補者名不祥事の種類不祥事(疑惑)の内容
201710青山雅幸議員わいせつ元秘書にキスを迫る等の疑惑
201711A・H元議員わいせつ下半身に女性の顔を引き寄せた疑惑
20204高井崇志議員自粛破り緊急事態宣言中にセクキャバ通い
20216石垣のりこ議員不倫元私設秘書と不倫
20217H・H元議員失言「14歳と性交して罰せられるのはおかしい」
202110杉山啓予定候補失言過去に女性に関し不適切なツイート
202110原田ケンスケ予定候補失言「お茶の水の学祭は出会い系」などツイート
立憲民主党の「性的不祥事」年表(引責辞職した議員のみイニシャルで表記)

 上記の表の通り、立憲民主党は、この4年間にここまでたくさんの「性的な」不祥事を起こしてきた。そして、特に令和3(2021)年に入ってからは、ペースアップしたかのように不祥事を生み出している。この4年間で各政党で様々な不祥事が起きたのは事実だが、ここまで「性的な」不祥事に特化して「やらかして」きたのは、立憲民主党だけである。

 まず、結党当初の平成29(2017)年には、複数の「わいせつ行為」疑惑が起きた。元秘書にキスを強要しようとしたり、タクシー内で女性の顔を自身の下半身に引き寄せるなど、卑劣きわまりない疑惑が報道された。

参考:〈辞職願を提出〉「嫌じゃなかったと思った」タクシーでいきなりキスを……初鹿明博議員の強制わいせつ疑惑参考:【セクハラ疑惑報道】立憲民主・青山雅幸議員 軽~い処分は枝野代表盟友への“忖度”?

 令和2(2020)年に入り、新型コロナが日本を襲来し、国民民主党や日本維新の会などの他の野党が、「現金給付」など具体的な経済政策を提案する中、立憲民主党は「桜を見る会」の疑惑追及を一層強めていた。その後、3月末になり立憲民主党の「花咲じいさん」たちもさすがにコロナ禍という事態の重さを鑑みてか、急速に政策議論に舵を切った矢先のことだ。緊急事態宣言中の4月に、高井たかし衆議院議員(当時・立憲民主党所属)が、自粛要請を破ってセクキャバに来店したことが判明した。コロナ禍でも「性的な」不祥事を起こしてしまうことが、やはり立憲民主党らしいものだ。

 高井議員の不祥事については、当研究所でも詳細に記事をまとめている。ぜひご覧いただきたい。

参考:【緊急特集】三ツ星国会議員2年連続受賞「動けば変わる」立憲民主党高井たかしの動きまくる性欲

 そして、今年に入っても、石垣のりこ参議院議員の不倫疑惑、所属議員の「14歳と性交」発言など、「性的な」不祥事に事欠かなかったのが、立憲民主党である。

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 先日も、杉山啓候補予定者(愛媛4区)が、SNSサイト「Twitter」で過去に女性に関する不適切な投稿を行っていたことが判明し、出馬辞退に追い込まれた。ところが、過去に不適切な投稿を行っていた者は、杉山候補予定者だけではなかった。実は、原田ケンスケ候補予定者(岡山1区)も、不適切な投稿を行っていた。そればかりか、原田候補予定者は、過去のツイートについて謝罪することもなく、ツイート一括削除サービス「黒歴史クリーナー」で過去ツイートを削除し、逃亡を図ろうとしているようである。

 筆者としては、既に謝罪し一定の責任を取っている杉山啓氏に対し、これ以上の追及を行うつもりはない。しかし、過ちを認め謝罪をした杉山氏が立候補できなくなり、ツイートを消して逃亡を図る原田ケンスケ氏が立候補できるのであれば、多くの有権者にとって、納得のいかない結果となるだろう。そこで、まずは原田ケンスケ氏の過去ツイート問題についてページの多くを割きたい。そのうえで、最近の他の性的不祥事を、読者の皆さんに思い出していただく意味をこめて紹介する。そして、最後に、なぜこのような不祥事が連発されるのか、分析を行いたい。

性交中に首を絞めて誤って死なせてしまっても不可罰!?原田ケンスケ候補予定者の常識は、世間の非常識である

 2012(平成24)年のツイートではあるものの、明らかに不適切である。「性交中に首を素手で締めれば死んでしまっても違法性はない」と、人が死ぬ危険性の高い行為を誘発しようとしているかのようである。

 このツイートは言うまでもなく候補者として不適切であり、これ以上の解説は加えない。

「下ネタトーク」に「女性連れ込み自慢」?「けんけんはうす」の実態に迫る

 原田ケンスケ氏は、「けんけんはうす」という自宅を保有しているようだ。所有しているのか借りているのかは分からないが、ともかく「けんけんはうす」でのエピソードが興味深い。

 「けんけんはうす」では、下ネタトークに花を咲かせていたらしい(当該ツイートは削除済み)。原田ケンスケ氏が初めて参議院議員選挙に岡山選挙区で出馬する、6年半ほど前のことである。もし、当時20代後半の若者が、ただただ下ネタトークに花を咲かせているだけであれば、別にただのほほえましい話で終わりである。しかし、この話には、続きがある。

 平成23(2011)年3月14日、東日本大震災から3日後、けんけんはうすに「女の子が二人くる」と自慢げにツイートしていた(当該ツイートは削除済み)。まさか震災による交通機関の混乱に便乗して、女性を連れ込んでいたわけではないだろう。しかし、震災に便乗した性犯罪が大きな社会問題となっている中で、上記のようなツイートをすることは、政治家として失格であると言わなければならない。

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 他にも「けんけんはうす」に女性が来ている旨のツイートが何度もある。女性を「けんけんはうす」に呼んでいるを自慢しているかのようである。もし、当時の原田ケンスケ氏は20代後半であり、男子大学生であればともかく、25を超えた男がそのような自慢をするのは、見苦しい限りである。

 「けんけんはうす」では何が行われていたのだろうか。そして、原田ケンスケ氏はなんのために「けんけんはうす」関連のツイートをし、これらのツイートを残したままにしていたのだろうか。私たち有権者には、知る由もない。

 残念ながら、原田氏はこれらのツイートについて、一切説明することなく、前述の「黒歴史クリーナー」で消し去ってしまった。

黒歴史クリーナーでも消し切れなかった「お茶の水女子大の学祭は出会い系」ツイートの異常性

 原田氏は、黒歴史クリーナーを用いて過去の不適切ツイートを一括削除して、安心しきっているのだろうか。しかし、それならば甘い。まだ不適切ツイートは残っていたのである。「お茶の水(女子大学)の学祭は出会い系」と、女子大を見下したようなツイートを残している。

https://twitter.com/haraken0814/status/2708130379079681

 このツイートは、大学の正式な学園祭に対し、「出会い系」と侮辱するものであり、卑劣極まりない。

 原田ケンスケ氏は、東京大学法学部卒業のエリートであるが、逆にエリートであるがゆえに、東大のインカレサークルに来る女子学生のことを、内心バカにしていたのかもしれない。そうでなければ、このようなツイートはできないはずである。

 原田ケンスケ氏のツイートも、杉山啓氏と同様に、非常に女性蔑視的なツイートであると言わなければならない。

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「お茶女の学祭は出会い系」ツイートをする原田ケンスケ氏と仲良しのライター・平河エリさん

 平河エリさんというライターがいる。平河エリさんは、立憲民主党の党員・支持者・パートナーズであるかどうかは明示していないが、立憲民主党にとても詳しいことで有名である。他方、平河エリさんは、国民民主党に関してはあまりよく知らないのか、何度も国民民主党に対し根拠のない難癖をつけてきたことも付記しておきたい。

 さて、そのような平河エリさんであるが、女性議員の少なさを問題にするなど、ジェンダーギャップに関心があるようである。参考に挙げた記事の問題意識そのものは、傾聴に値するものであろう。しかし、国会内のジェンダーギャップに問題意識を持つ平河さんも、女性蔑視ツイートを過去に行っている原田ケンスケ候補予定者と何度もwebで対談を行うなど、仲が良いようだ。すなわち、「お茶の水の学祭は出会い系」とツイートした人と仲良くしている人が、平河エリさんなのである。

 なお、平河エリさんは、原田ケンスケ氏の過去ツイートを批判したり、諌めたりした様子は全くない。本来であれば、友人が間違ったことをしたときには注意すべきである。注意をしない以上、彼(「平河エリ」はペンネームで男性の方である)のジェンダーギャップに対する問題意識も、本気ではないということであろう。リベラルでいることに自己満足を覚えているにすぎないのである。


参考:日本には、なぜ女性議員が少ないの? #25歳からの国会

他にも「性的な」問題が「あるかもしれない」候補予定者

 他にも、「疑惑」を抱えた立憲民主党候補予定者がいる。山岸一生候補予定者は、朝日新聞記者時代に不倫をしたという疑惑が、過去に週刊誌で報じられている。さすがに報道通りのことがあったとは考え難いが、もし仮に真実であれば、山岸候補予定者は不適格と言わなければならない。

参考:立憲民主党エリート候補を陥れる「ある告発」の中身(1)広末涼子似の細身美女と…

忘れてはいけない不倫疑惑

 ここまで来ると、多くの人が忘れているであろうが、石垣のりこ参議院議員が同議員の元私設秘書・菅野完氏と不倫をしていたことが発覚したのは、今年のことである。多くの「性的不祥事」のせいで時系列も、個々の事件も忘れてしまいそうではあるが、石垣のりこ氏と菅野完氏は、コロナ禍で不倫を行っていたことになる。

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 石垣のりこ氏の説明には疑義が強まっていたが、結局立憲民主党は、石垣議員に何らの処分もしなかった。こちらについても、同氏の不倫疑惑について書いた記事があるので、読んでいただきたい。

参考:立憲石垣のりこ氏 「club house」に菅野完氏から招待されていた 不倫疑惑の説明に疑義強まる

立憲民主党は、なぜかくも「破廉恥」な政党となってしまったのか

 立憲民主党は、「性的な」不祥事が絶えない政党となってしまった。なぜ立憲民主党は、かくも「破廉恥」な政党になってしまったのか。筆者は、処分基準があいまいで、場当たり的であることがあると考える。

 例えば、杉山啓氏と原田ケンスケ氏のツイート問題を考えたい。確かに、ツイートがより不適切なのは、杉山氏である。しかし、杉山氏は逃げずに説明、謝罪とツイートの撤回を行った一方、原田氏は当該不適切ツイートを削除して、全く反省の色も見せない。原田氏の方が圧倒的に情状酌量の余地がないにもかかわらず、原田氏はおとがめなし、杉山氏は事実上公認取消しとなった。

 一般的な傾向として、党幹部に近い人物、覚えの良い人物は処分が甘く、そうでない人物は処分が辛い傾向にある。当初から消費税減税を主張したため反主流派と目されていた高井たかし氏は緊急事態宣言中のセクキャバ通いという、いわば被害者のいない不祥事で一発除名となった。他方、枝野代表の同窓である青山雅幸氏は、党員資格停止処分と自発的離党で済んでいる。

 これらの事案に、統一的な基準は一切見えてこない。このように、どのような不祥事を起こせばどのような処分が下るのか予測可能性がなくなってしまっている。これでは、党内でコンプライアンスの意識は向上しないであろう。

 そうはいっても、さすがに性的な不祥事が多発することを、処分基準のあいまいさだけでは説明しきれない。党内のガバナンスが行き届いてないからこそ、不祥事が頻発してしまうのだろう。

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 立憲民主党が野党第一党のままでいたいのであれば、ガバナンスを徹底強化し、性的不祥事の再発防止に努めるべきだ。