自公過半数獲得・維新大躍進 伸び悩んだ野党共闘 衆院選の大勢が判明

衆議院議員選挙は10月31日に投開票を迎え、翌11月1日に大勢が判明した。自由民主党は単独で過半数を獲得することに成功し、自公連立政権は継続することとなった。また、日本維新の会は3倍以上の議席を獲得し、大躍進する結果となった。一方で、立憲民主党や共産党らを始めとする野党共闘勢力はあまり議席を上乗せすることはできなかった。

また、今回行われた衆院選の投票率は56%ほどで、前回の衆院選の投票率を上回ったものの、戦後3番目に低い水準となった。期日前投票を行った有権者は2058万人で、前回の衆院選を下回り過去2番目の数字となった。

選挙結果

自民党は当初単独での過半数獲得は難しい情勢だとみられていた。しかし結果的には議席数は微減したものの単独での過半数は維持した。また公明党も選挙勢力を維持した。

立憲民主党は当初躍進が予想されていたものの、蓋を開けてみれば議席数を減らす結果となった。また共産党も議席を減らしたため、野党共闘勢力の全体としても議席を減らすこととなった。

日本維新の会は当初の予想通り大躍進し、選挙前勢力の3倍以上の議席を獲得した。

れいわ新選組は山本太郎代表が東京比例で初当選。参議院議員だった2019年以来、2年ぶりの国政復帰となる。また、南関東ブロックと近畿ブロックでも議席を獲得し、合計3議席となった。

国民民主党は議席を伸ばし、社民党は選挙前勢力を維持、NHK党は議席獲得とはならなかった。

<スポンサー>

日本維新の会の躍進

今回の選挙で特に躍進したのは日本維新の会だ。本拠地である大阪では小選挙区に出馬した候補者の全員が当選し、15の議席を獲得。また兵庫でも小選挙区で1人が当選、大阪以外の小選挙区以外で議席を獲得するのは初めてだ。

結果的に維新は単独での法案提出が可能な21議席を獲得した。

全国でも比例での当選が相次いだ。近畿では北関東ブロック・南関東ブロック・東京ブロック・東海ブロック・九州ブロックでも2議席ずつ獲得するなど、全国的に支持を集めたことが伺える。

今回の衆院選で維新が躍進した背景には、自民党政治に不満を抱いているものの野党共闘勢力に票を入れたくない人々の受け皿となったこと、他党の分配重視の政策に対し改革を重視し差別化を図ったこと、吉村洋文大阪府知事をはじめとするコロナ対策やメディア出演で知名度を高め評価を集めたことなどが考えられるだろう。

また衆院選を受けて行われた維新の会見で、衆院選後に代表選が行われた場合は松井一郎代表と吉村洋文副代表は立候補しない意向を示した。

(参考記事)

注目の選挙区

神奈川13区では自民の甘利明幹事長が立民の新人太栄志氏に敗北。比例復活で当選したものの、現職の幹事長が小選挙区で敗れるのは史上初めて。これをうけて、甘利幹事長は岸田総理に幹事長辞任の意向を伝えている。

<スポンサー>

山本太郎氏の出馬騒動で話題となった東京8区では立民の吉田晴美氏が初の当選。元自民幹事長の石原伸晃氏を破る大金星となった。なお、石原氏は比例復活も惜敗率で及ばず落選となった。

保守分裂となった静岡5区では現在無所属で二階派から自民党入りを目指す細野豪志氏が自民岸田派の吉川赳氏を破り8度目の当選。今後細田氏が自民党入りを果たすのか注目される。

岩手3区では、立民の小沢一郎氏が自民の新人藤原崇氏に敗れた。なお比例で復活当選となっている。

公選法違反で議員辞職した菅原一秀氏の地元である東京9区では立民の山岸一生氏が自民の安藤高夫氏に勝利し初当選となった。

新潟5区では無所属で立民らが支援する元新潟県知事の米山隆一氏が初当選した。

大阪10区では立民の辻元清美氏が維新の新人池下卓氏に敗れた。辻元氏は比例復活も惜敗率で及ばず落選となった。

混戦となった佐賀1区では立民の副代表である原口一博氏が辛うじて勝利。比例復活した自民の岩田和親氏とは133票差という僅差だった。

<スポンサー>

普天間基地がある沖縄2区では社民の新垣邦男氏が初の当選。社民としては唯一の議席獲得となる。なお僅差で敗れた自民の宮崎政久氏は比例で復活当選となっている。

(参考記事)

各党の議席数

最終的な各党の議席数は以下の通り

自由民主党:261議席(小選挙区:189議席・比例:72議席)

立憲民主党:96議席(小選挙区:57議席・比例:39議席)

公明党:32議席(小選挙区:9議席・比例:23議席)

共産党:10議席(小選挙区:1議席・比例:9議席)

<スポンサー>

日本維新の会:41議席(小選挙区:16議席・比例:25議席)

国民民主党:11議席(小選挙区:6議席・比例:5議席)

れいわ新選組:3議席(小選挙区:0議席・比例:3議席)

社会民主党:1議席(小選挙区:1議席・比例:0議席)

NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で:0議席(小選挙区:0議席・比例:0議席)

無所属他:10議席(小選挙区:10議席)

小選挙区の詳しい得票率などはNHKの特設ページで確認できる。
衆議院選挙2021特設サイト

<スポンサー>
 

フォロー・いいね・チャンネル登録での
ご支援よろしくお願いします!

おとな研の”今”を知ろう!

 

よもぎおとな研究所 副編集長

投稿者プロフィール

ライターページ
おとな研究所副編集長、ブロガー
Twitterフォロワー数8000人超
時事・教育・経済など幅広い分野に関心あり

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

あなたへのおすすめ



ピックアップ記事

  1. 登録されている記事はございません。

スポンサー







Twitter・FaceBook

公式チャンネル

有料コンテンツサイト

スポンサー




スマホでもおとな研

スポンサー




ページ上部へ戻る