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新型コロナが騒がれる今だからこそ~日頃の医療を見直そう~①風疹編

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おとな研究所研究員としての挨拶~

初めまして。ずいこんと申します。身分上は一応まだ高校生(4月からは就職しますが)の政治アカウントでございます。
おとな研究所からお誘いを受け、色々と思っている事、特にツイートの140字だけでは伝わりにくい事を掘り下げて記事を上げて参ります。よろしくお願い致します。

COVID-19が騒がれる今だからこそ~風疹について~

さて、本題ですが今回は「風疹」について触れようと思います。え?COVID-19が話題なのに何故あまり知られない感染症を?との声が聞こえてきそうですが、COVID-19に関しては未知の部分も多々見られます。だからこそ専門家にお任せし、既知の、そしてリスクが試みられて無い風疹について触れたいと思います。

オリパラと感染症の危険性

東京オリパラ2020に関して、ノルウェーや米国水連が延期を求めるなど開催がどうなるか危ぶまれてはおります。この記事では開催されるという前提で話を進めますが、「マスギャザリング」というリスクが高い事を改めて確認しなくてはなりません。マスギャザリングとはなんぞや、と読者の皆様もお思いになることかと存じます。簡単に申し上げますと、オリパラの様な大規模イベントを指す単語なんですね。


こういう時に懸念されるのが「感染症が持ち込まれ、流行すること」です。実際に去年の流行語大賞をも受賞したラグビーワールドカップでも感染のため来日していた豪州の男性が髄膜炎菌感染症を発症しています。
https://www.sankei.com/life/news/191116/lif1911160002-n1.html


リオ五輪の「ジカ熱」も記憶に新しいかと思います。
さて、リオ五輪のジカ熱の様に各国から懸念されているのが「風疹」です。え?そんなに話題になってないじゃん。日本disりたいだけでしょ?と言われそうですが、今回のCOVID-19でも話題となったCDCは

・日本での風疹流行を懸念
・MMR(麻疹・風疹・おたふく風邪3種混合)未接種の妊婦、風疹抗体価が十分ではない妊婦に対して日本への渡航自粛を勧告

しているのです。意外と知られていませんが、インバウンド政策を国を挙げて取り組んでいるのに感染症対策が少しお粗末なのでは、と思います

風疹はワクチンで予防出来る~なのに何故流行するのか?

さて、なぜ日本で流行するのかと言うと昭和37年~昭和53年度産まれの男性が風疹ワクチンを適切に接種されなかった、という政策の失敗から来ています。その為抗体検査のクーポン券が送られてきた読者の方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?しかし残念な事に、全然抗体検査実施率がこちらのグラフをご覧いただくと分かりますが、

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554.html

厚生労働省ホームページより

残念ながら高くありません。厚生労働省が発表した昨年10月時点の資料によると、一番高い栃木県でも32パーセント、最も低い宮崎県はなんと2パーセントという残念な結果になっています….

苦しむのは貴方だけではなく、身の回りの大切な人達かも….先天性風疹症候群の恐ろしさ

そして、この風疹の恐ろしい点は感染者自体がかなり苦しむ所もですが、妊婦に感染してしまうことです。人によっては抗体価が付かない方や、妊娠後抗体価が低い事が発覚し対処出来ないケースもあります。万が一発症してしまった場合、先天性で障害を負う事にもなりかねない先天性風疹症候群の発症が想定されます。先天性心疾患、難聴、白内障などを初めとする諸症状に苦しまされるのです。


だからこそ国民全員で取り組むことが何よりも大切と言えます。。

特に先程も挙げられた昭和37~53年度の男性に関しては、パパ~おじいちゃんという形で新生児に、また上司や同僚という形で妊婦に接触する事が想定されます。何もしないでいると息子や孫、そして部下や同僚の子供を苦しめるかもしれない、という事をどうか覚えて頂きたく存じます。

まとめ~貴方に出来ることを取り組むだけで状況は変わる~

最初の記事からお願い事で生意気だ、と言われそうですが….

記事をお読みの方で特に会社の経営者、総務担当や安全衛生委員会に関わる皆様に関しては検診の機会における抗体検査の実施や職場での啓発も心からお願い申し上げます。

一人一人の取り組みが貴方と貴方の大切な人、そしてこれから生まれる赤ちゃんの人生を変えかねないのです。
是非とも風疹の抗体検査実施を心からお願い申し上げます。

今後に関しては知名度が低いですが苦しまれる方も多いムンプス難聴とおたふく風邪、麻疹、日本脳炎、流行が止まらない性感染症、HPVワクチンやドクターショッピング、医療と働き方改革問題を含めて幅広く医療記事をシリーズ展開して参ります。ご笑覧頂けますと幸いです。

(信用でき、今回参照した文献)
・厚生労働省 風疹について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html

・日本感染症学会 風しん
http://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=2

・日本感染症学会 インバウンド感染症への対応~東京2020大会に向けて~
http://www.kansensho.or.jp/ref/

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