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新型コロナ後に大流行の危機?ユニセフが警鐘を鳴らす「麻疹」

本日は、私ずいこんが担当いたします。宜しくお願い致します。さて、新型コロナウイルスでワクチンの開発に関し、様々な媒体で報じられています。その『ワクチン繋がり』から本日は話を広げていきたいと思います。50年以上前からワクチンが開発されたにも関わらず、今なお救えたであろう多くの命を奪い続けている感染症があります。『麻疹』です。では、麻疹とはどの様な病気なのか触れていきます。

何よりも特筆すべき特性は『強い感染力』 でしょう。

基本再生産数という言葉を皆さんも昨今の報道やSNSで見かけたりするかもしれません。感染者が新たに何人の感染者を発生させるか、という指数なのですが、麻疹の場合12〜18くらいとされています。これがどれくらいなのかというと、インフルエンザの6〜9倍に相当します

。そしていわゆる『特効薬』というものが存在しません。対症療法しか取れないのです。先進国での致死率は低くなったといえど、後遺症のリスクも含め警戒すべき感染症でしょう。

国連児童基金、ユニセフの統計によると死者数は2018年で14万人にも登ります。

コロナウイルスによる混乱で新たな感染爆発の危機?

ユニセフ緊急保健支援上級アドバイザーのロビン・ ナンディ氏は「パンデミックがもたらした予防接種サービスの混乱により、何百万人もの幼い命が脅かされているのです」

と強い危機感を抱いています。麻疹においては我が国も他人ごとではいられません。2019年の感染者数は1000人近くまで発生しています。一歳誕生日と小学校入学前の『2回接種』を強くおすすめ致します。

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そして、今後妊娠を検討するカップルに関しては風疹と併せた抗体検査を強くお勧め致します。新型コロナウイルス後も引き続き、感染症への警戒を続け、健康に乗り越えましょう。

参照:https://www.niid.go.jp/niid/ja/measles-m/measles-idwrc.html (国立感染症研究所)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012387741000.html (NHKニュース)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001513.000005176.html (日本ユニセフ協会)

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html (厚生労働省)

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