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どうなる?自民党総裁選 新たな自民党の顔は誰になるのか 現在の最新情勢

突如、菅総理が先週金曜日に次期自民党総裁選挙に不出馬を表明し政界に激震が走った。今月末に決まる新総裁により次の政界・政局に大きな影響を与える。今回は各候補者別に最新情勢をお届けする。

自民党総裁選挙ー現在の情勢

岸田文雄氏

有力候補の1人とされている岸田文雄氏は、先駆けた出馬表明や宏池会の支援などにより着々と準備を進める。国会議員票を中心に固めていく戦略か。また、先日も総裁選挙へ大きな動きがあった。

石破茂氏

石破茂氏が総裁選に出馬しないのではないかという情報だ。石破氏自身が率いる水月会のメンバーからも今回は出馬を取りやめ、河野太郎氏を支援すべきとの声が上がっている。

先週時点、永田町関係者に出回った「総裁選・自民党党員向け世論調査」ではトップの28.9%を獲得するなど、地方党員には人気の高い石破氏の不出馬が正式に決まれば、この影響は少なからずある。

高市早苗氏

また、麻生派の河野太郎一方、安倍前総理が支援すると見込まれている高市早苗氏であるが、知名度不足などが否めない。ネット上での支援拡大の勢いと現実では大きく乖離していることが分かる。

ただ、女性初の総理大臣・自民党総裁誕生を望む声も少なくなく、今後安倍晋三氏などの動向により情勢は高市有利に運ぶ可能性もある。

河野太郎氏

今週行われた最新の世論調査(読売新聞などが実施)では「次の総理に相応しい人」は誰かと問うたところ、各社軒並みトップに躍り出たのは、河野太郎ワクチン担当大臣だ。自民党支持層に限定しても河野氏は一番人気を保っており、この影響が総裁選挙の投票行動に大きく影響してくる可能性が高い。

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次期衆院選の顔となる新総裁・総理は党員や一般国民から人気の高い人物にするべきというのが特に地盤等が磐石ではない自民党若手議員の心情ではあろう。

(今朝、報道関係者向けに配布されたGS世論調査の結果によると、自民党総裁選は河野太郎氏がやはり38%となりトップ。自民党員に限っても43%となり圧倒的な人気を誇る。また、無党派層からも河野人気は高いために、次期総選挙の顔となれば苦戦が予想された自民党は総選挙で一気に有利に働く可能性がある)

候補者が乱立する可能性もあり、1回目の投票では過半数を獲得することができる候補者が現れないのではないかと予想する。決選投票で党員票を中心に集める河野太郎氏、対抗し岸田文雄氏もしくは低確率で高市早苗氏が浮上してくるのではないかと私は思う。

今回の総裁選挙はかつてのような派閥単位での行動を伴うことが厳しいのではないかとの指摘もあり、過去一、最後まで結果がどうなるのかわからない総裁選挙になるだろう。

いずれにしても次の新総裁・総理が誰になるのかにより、コロナ対策はもちろんのこと、次期衆院選挙にも大きく影響がある。今後の動向に注目だ。

一方で野党からは・・・

野党各党からは「菅総理のままで衆院選挙を戦った方が(有利に進められるために)やりやすかった」等との声が一部議員から上がっているようだ。

総裁選不出馬表明前まではスガやめろと連呼し、いざ総選挙が近づけば「菅のままが良かった」と豪語する議員が存在する時点で驚きを隠せない。

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日本政治はそれでよいのだろうか。

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