「現代における女子校」に続き、本記事では現代における「男子校」について解説する。女子校が時代に合わせてその役割を変化させたのに対し、男子校はいかに成り立ち、変化し、どのような教育を提供しているのだろうか。

男子校の変遷

 教育制度の中で、男子校はどのように成り立ったのか、男子校の在り方の変遷を歴史と共に見ていく。

 前回の記事でも書いた通り、江戸時代に児童の教育を担っていたのは「寺子屋」であり、そこではほとんど同数の男女が「読み・書き・そろばん」を習っていた。明治時代以降に中等教育、高等教育が始まると、小学校以後は基本的に男女別学とする体制が整えられた。

 第二次世界大戦が終わってからは、GHQの指導により公立学校の共学化が進められたのである。しかし、私学においてはGHQの指導外だったため、現在に続く男女別学の学校が存在している。

数の変化

 男子校も時代と共にその数は減少している。1990年には全5487校中340校存在し、6%を占めた男子校は、2019年には107校で約2%にまで減少している。廃校、または共学化によって男子校の数は半分以下に減少した。

男子校のメリット

成長段階に応じた教育

 男子校のメリットには何があるだろうか。3点検討する。

 まずは、成長段階に応じた教育が受けられるというところだろう。一般的な説においては、男性の方が女性よりも身体と精神の発育が遅れるとされている。特に身体の発育の時期について、女性が中学生の時期にあたるのに対し男性は中学生の終わりから高校生の間に変化が起こる。それらの違いによる衝突がなく、中学生から高校生へと、成長段階に応じたきめ細やかな指導が受けやすい点は特徴的である。

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ジェンダー/セクシュアリティや外国人の権利問題に強く関心を持っています。社会問題についての記事が多くなると思いますが、おとな研究所に新しい風を吹かせることができればと思います。

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