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浪人生が9月入学議論に物申す!

浪人生が9月入学議論に物申す!

コロナウイルス流行に伴い3月より始まった一斉休校後、教育関連で最も注目されている話題が9月入学についてです。約3か月近くに及ぶ休校に伴い学習進度や失われた青春を取り戻すべく9月入学を実現するべきとの声が全国の学生を中心に上げられています。しかし政府与党内での議論は進捗が見られなく一体どうなるのか先行き不透明な情勢です。このことについて、浪人生である私・おちゃの考えを書かせていただきます。

慎重な議論を求める。実現するならばまず家庭への補償を!

先日一時休止すると発表した僕のTwitter上ではこのことを提起することはしませんでしたが、結論から言えば僕は現時点では拙速な移行には抵抗があります。

「受験期間が延びるのが嫌なだけだろう!お前が浪人したのが悪い!現役生の気持ちを分かれよ!」と言われれば本当にその通りなんですよね。ここは何言われようが反論しませんしできませんよ。

ではなぜそう考えるのか。最大の理由としては「お金」の関係です。まずは私的の事柄について。浪人生、僕はブログライターを中心として生計を立てており、来たる来年の3月まで生き残るためのぎりぎりの額を調整してやりくりしています。その後入試の時期が延びるなどしたら途中で力尽きる&受験ギリギリまでバイトをしてつないでいかなければならない。僕の事なんか例に上げても…という感じですがね。

しかし、この「お金」の観点から考えれば私以外多くの家庭でも当てはまるはずです。もちろん僕と同じく浪人生や受験生として予備校や塾に通っている場合は年間100万近くの予備校代・塾代金がかかっていることは言うまでもありません。

さらに9月入学へ移行する場合は小中高大生問わず教育費や生活費が半年余分に必要とする。僕もそうなので身に染みて分かりますが収入の低い家庭では負担が重すぎます。

文科省の試算では小中高生のいる家庭では学校教育や給食費などでかかる費用が追加で2兆5000億円、大学生では1兆4000億円の追加負担が見込まれ、合わせて3兆9000億円に上るということです。

国家の都合により入学時期を移行する以上は上記負担額はすべて国が負担するべきです。もちろん家庭年収等問わずに…

(僕のような浪人生や、仮面浪人・社会人からの大学再受験生は把握しづらいですので援助が無いことも覚悟してますしそれはそれで止むを得ないのですがね笑)

経済的懸念を払拭した上で移行する。多くの反対派の思いはここにあるのだと思います。

ほかにも地域間での学校再開の時期に差異があるにも関わらず一括して導入するべきなのかという疑問。さらに待機児童問題、一時的に増加する生徒数に対応する教職員の増加(約2万人程度の不足)はどうするのか。来年より就職時期にもズレが生じる。

もちろんデメリットは上げればキリがありません。その逆もしかり。

これらは行政や立法府が一方的に判断をして解決できる問題ありません。世論や各種業界間での幅広い合意形成が必要ですよね。

ただし、結論が長引くにつれて学生にも大きな精神的負担が生じます。慎重な議論が必要な案件ではありますが、やるならやる・やらないならやらないでいち早く結論付けもしくは方向性を示すべきです。

詰め込み日程も無理矢理感。

6月以降順次学校再開となると夏休みを無くした上で土日授業を創設するなどかなり無理のある教育日程を強いられてしまいます。文科省からすでに通達が来ている案件ではありますが、小中高最終学年以外は次年度にカリキュラムの一部持ち越しなど柔軟に対応するべきとのこと。しかし影響を最も受けるのは受験を控える中学生・高校生です。詰め込み授業をさせられるうえに試験範囲が終わらなくなる可能性がある。

さらに机上だけではできない多くの体験が既に失われている。高校インターハイや甲子園の中止、学校行事の中止や延期など悔し涙で終わらざるを得ない状況です。救済措置として代替の大会開催などをとる動きもみられていますが、果たしてそれだけでいいのかと疑問に思います。学期を半年ずらすことで従来通り開催できる可能性があるのならば大いに検討すべきですがね。

現役学生の事を考慮すれば9月入学は彼らを救う唯一の手段であることは言うまでもありません

9月入学代替案

世論調査でも賛否が拮抗し、政府自民党内でも消息的な意見が目立つ以上9月入学の導入は見送られる可能性が極めて高いのではないかと思います。ならばその代替案として何が考えられるのか。

最終学年の優先登校、今年度に限りカリキュラムを縮小させる、そして次年度へ先送り。共通テストでは選択問題を増やして授業進捗の地域間や学校間の差異に対応させる等があげられます。

さらにコロナ第二波に備えてオンライン学習環境をいち早く導入する事も重要ですよね。

まとめ

僕の9月入学への考えは箇条書きにまとめると以下の通りです。

・現役学生を救うために9月入学導入はもちろんあり。

・ただし移行時に伴う家庭が負担しなければならない費用は全額国が補償を。(これが実現しない限り9月入学を導入するべきではない)

・学生の不安を払拭するために結論はいち早く出すべき

・ただし社会への影響が大きすぎるために慎重な議論が必要。デメリットをどう克服していくのかについて重みを置くべき

まるで個人ブログみたいな内容になってしましましたが、良い機会ですので投稿させていただきました。専門的なことは書けないので稚拙な文書になってしまったことについてはお詫び申し上げます。

この記事内容に関して異論がある方はTwitter(休止中なのでツイートはしません。DMなら受け付けます)やこのおとな研究所で会員になっていただきこの反論記事をぜひ執筆してください。ぜひ議論しましょう!

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