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【栃木県知事選】現職新人一騎打ち!15日投開票

今週末の15日には栃木県知事選&宇都宮市長選のW選挙が行われる。栃木県知事選挙は現職の福田富一氏が5期目の当選を目指して出馬。現職に対抗し、無所属新人の田野辺隆男氏も立候補。多選批判、福田県政刷新を訴え、初当選を目指す。

組織固め 安定した戦い -福田候補-

宇都宮市長などを歴任し、連続5回目の当選を狙うのは現職の福田富一氏だ。福田氏は67歳、政府与党である自民党・公明党の他県内の業界団体等の推薦を受け前回同様に手堅い組織戦を展開する。4年前の前回は次点候補に4倍近い得票数差をつけて当選した。その勢いを堅持できるのかが注目される。

選挙戦では、先日発表された都道府県魅力度ランキングが全国最下位を受け、魅力度の向上や観光戦略の強化を、また新型コロナウイルス感染拡大に対応するための医療体制の拡充を図る政策を中心に訴える。全体的には現職であることを前面に出し、県内の様々な課題解決を政策として提言し、有権者からの支持拡大を図っている印象だ。

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「完全無所属」で県政刷新目指す -田野辺候補-

現職の福田氏に挑むのは、新人で元NHK宇都宮放送局長のの田野辺隆男氏だ。田野辺氏は67歳。4年前の参院選栃木選挙区では無所属ながら旧民進党や共産党などの推薦を受けて野党統一候補として挑んだものの自民党公認候補に敗れている。しかし今回は特定の政党や団体の推薦や支援を受けない「完全無所属」で選挙戦を展開する。選挙戦開始前には田野辺氏を独自に支援する市民団体が県内で広報車を走らせ知名度上昇を図っている様子も見られた。

田野辺氏は選挙戦では主に現職の福田富一氏の多選や特定の政党や業界団体の支援する体制を猛烈に批判し現在の福田県政刷新を県民に訴える。また政策面ではすでに一部地域で導入している同姓パートナーシップ条例の制定や新型コロナウイルス対策の一環としてPCR検査の拡充等を全面に掲げ、福田氏との違いを鮮明に出すことに懸命だ。

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宇都宮市長選挙も同日投開票

栃木県知事選と同日には県都・宇都宮市でも市長選が行われる。自民公明の推薦を受ける現職の佐藤栄一市長と、立憲民主等の主要野党が推薦する、新人の須藤博氏が立候補している。LRT問題などが主な選挙戦の争点になるとされている。また再選を目指す佐藤氏は同じく自公から推薦を得る福田富一氏程地盤が盤石ではない。4年前の市長選では旧民進党や共産党などが推薦する「野党統一候補」に約3000票差までに迫われ、辛勝した。

知事選、市長選共に今月15日投開票となり、即日開票される。期日前投票も県内各地で始まっている為ぜひ多くの方に投票所に足を運んで頂きたいと思う。