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【世論調査】立憲支持率の急落と維新の台頭

こんばんは、月水金担当のおちゃでございます。今週はとある事情で2回のみの投稿とはなりますが、よろしくお願いします!さて、本日も話題の政局の動向について取り上げていきたいと思います。先週、そして昨日にも驚くべきニュースが立て続けに入ってきました。産経新聞、毎日新聞の両世論調査で野党第一党の立憲民主党の支持率が急落。そして日本維新の会が支持率野党第一党に躍り出たのです。野党第一党が小政党に支持率で抜かされるのはこれまで前例がありません。一体何が起きたのでしょうか?

続く不祥事…野党第一党の没落

先週の産経新聞世論調査では立憲支持率が7.7%から3.8%へと約4%下落し結党以来過去最低の支持率を記録しました。(https://www.sankei.com/politics/news/200413/plt2004130008-n1.html)大きな要因としては、「コロナより桜を見る会追及」等と他国の野党第一党では考えられない、感染症より政府追及の姿勢に国民から厳しい目が向けられたのではないのでしょうか。もちろん、「時間が余ったらコロナ対策を質問します」とトンデモ発言をした某議員の存在をも多くの国民の記憶に残っているでしょうね(苦笑)

この立憲支持率の減少は産経新聞と同時期に行われた世論調査でも見られました。NHK支持率では2%下落して4%(公明党と僅か0.7ポイントの差)と過去最低レベルの数値をたたき出してしまいました。(但し共同通信では+0.7%増加)4月初週のJNNでも立憲支持率は下落していることから、各社数値を総合的に考慮しても全体的に支持を落としていることが分かります。

そして今週実施された毎日新聞世論調査でも立憲支持率が4%下落し5%。なんとこちらでも維新の会の支持率(6%)を下回り支持率野党第二党に転落したのです。

前述の通り、立憲民主党への不信感が増したのはコロナ対策に関わる動きが大きいと思いますが更に立憲の党勢を揺るがす事態が発生したのは皆さんの記憶に新しいのではないのでしょうか。同党所属の高井たかし衆院議員(比例中国、除名処分済み)が緊急事態宣言発令の2日後に歌舞伎町のセクシーキャバクラに通っていたことが週刊誌をはじめとして大手メディアでも大々的に取り上げられました。そして同党の石川議員(全国比例)が新宿二丁目で警察沙汰を起こしていたことも発覚。(なぜかこの件に関しては党として公式声明無し)所属議員個人としての資質が問われる事態となりさらに立憲支持率のイメージダウンに貢献してしまったのです。

同時に内閣支持率や自民党支持率も下落。非常事態には政権与党にスポットライトが充てられることにより支持率が大幅に増加するのが世界各国でも見ることのできる傾向なのですが、「内閣支持率・与党支持率・野党第一党支持率」が同時に下落するという異例の事態となっているのです。世論調査の各項目に焦点を当てると、政府のコロナ対策の遅さや「アベノマスク」の不評なども挙げられます。現金一律給付が盛り込まれた補正予算が今月下旬に成立する見込みであるものの、他国と比較すれば対応の遅さは言うまでもなく、これからの対策がまた一手でも誤ればこの支持率下落傾向は続くと思われます。

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維新支持率増加の要因は?

支持率上昇傾向にあるのが日本維新の会です。前代表の橋下徹氏が政界から退いて以降、衆院選や各地方選で惨敗を続けていたものの、昨年の大阪W選を機に党勢がV字回復。そして今回はこの未曽有の危機に維新の政党支持率が大幅に上昇しているのです。この支持率増加に大きく貢献しているのは同党の副代表を務める吉村洋文大阪府知事ではないのかと言われています。対応の的確さ等が大きく評価されており、先月の読売新聞世論調査では「大阪のコロナ対応・知事支持率」が共に78%を獲得するなど数値にも表れています。またこれらが「大阪方式」として全国ネットのテレビでも大きく紹介されていることも全国的な支持拡大に大きく寄与しているのでしょう。政治家の本領発揮はまさに危機に直面したとき。吉村知事の危機対応が評価された証左ではないのでしょうか。

もちろん、いつものように関西で全国支持率を底上げしているのでは?と思われる方も多いと思いますが、どうもそうではないみたいです。

昨日行われた目黒区長選では日本維新の会が独自候補を擁立。当選には及ばなかったものの野党共闘候補(26908票)に迫る18588票(得票率25%)を獲得しました。目黒区は立憲民主党等の左派勢力の強い地域でさらに第三極層は1万程度と言われている土地でした。各方面からは1万票程度が限界なのではとの予想もあったようでしたがそれを覆して善戦。多くの党所属国会議員や選挙の神様と言われる藤川さんが参謀についたことも大きな要因だと思いますが、維新陣営の予想をはるかに上回る得票数(音喜多参院議員)と驚きを隠せないみたいです。維新陣営は話題の吉村知事を前面に出し(公営掲示板用の選挙ポスターも吉村知事と2連)戦ったこと、そして維新支持率が関東でも上昇してきている証拠ではないかと思っています。

また、マジレスすると政党の支持率はテレビなどの露出度が密接に関係しています。特にこのことは野党にとっては大きく左右され、かつての希望の党の盛衰と立憲の台頭もまさにそうでした。(但しこの2党は選挙戦関連報道や政局的な要因が大きかったのでは)もちろん今回の維新のように高評価が増えることにより支持を伸ばす事も多々ありますが、テレビ報道が支持率の増減や政治の動向を握っているといっても過言ではありません。

マスコミに踊らされる事なく、どの政党や政治家に日本の未来を託せるのかを考えていきたいですね。

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