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日本維新の会は今こそ予備選挙を実施するべきだ!

まずはこちらのツイートをご覧頂きたい。

これは4年前の歴代の代表のツイートである。

日本維新の会は既得権打破を理念に活動しているのは周知の事実であり、その一環として議員歳費や定数削減を打ち出している。
この厳しい姿勢はいわゆる「身を切る改革」として維新支持者から強く支持される政治指針である。

さて、あれから月日は過ぎてこの理念は今でも生きているのだろうか?

ツーストライクアウト方式

皆さんはツーストライクアウト方式という仕組みをご存知だろうか。
(ツーストライクアウト方式とは小選挙区で連続で落選した議員は次回の選挙で選挙区の見直しを行うルールである。)

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現在このルールに該当する議員が何名かいるが、今年秋に予定されている衆議院選挙において実施されるのか党からの発信は7月時点で無い。

このままでは橋下、松井両氏がかねてから主張する既得権打破を日本維新の会が本気でやる気があるのか疑念を持たざるを得ない。

議員の身分の固定化、既得権化を打破するために決めたこのツーストライクアウト方式はただのスローガン、パフォーマンスだったのか?

筆者は違う、いや違うと思いたい。

橋下徹氏も主張されている通り、既得権打破の掛け声は言行一致してこそ説得力を持つ。
まして自分達で決めたルールを自分達で反故にするのならせめて方針転換に関して説明をするべきではないだろうか。

筆者はここで提案したいのは橋下氏が一貫して提唱する「予備選挙」を全政党に先駆けてまず日本維新の会内をおいて導入、実施することだ。

参考:予備選挙とは – コトバンク

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まず維新内で競争、切磋琢磨をして与党候補にも選挙区で勝ちきる足腰の座った人材を揃えずして野党第一党、さらには政権を狙うのは夢のまた夢なのである。

自らに対しても「是々非々」を

読者の中には維新に対して厳しいことを求めすぎる、という声もあるだろう。
筆者もその考えは理解できる。

しかし、この身分に対する厳しい姿勢こそ維新支持の原動力だったのではないだろうか。
組織や団体に頼らない日本維新の会に取って有権者との約束は存在意義そのものであり、その実行力を示すことが全国政党として広く支持を集めるためにも必要なのではないだろうか。

与党でも無い、野党でもない、国民に対して責任を持つ責任政党である、日本維新の会が与党に対しても野党に対しても是々非々を貫くのなら、自らに対しても是々非々の姿勢を示すべきだ。

これから秋の衆議院選挙に向けて各政党様々な動きがあるだろう。
そんな中、全国政党に飛躍することを期待している日本維新の会の発信、決断にこれからも注視していきたい。

関連記事:維新は「規約」に基づいた代表を選ぶべきだ。

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