2022年度がはじまってから1ヶ月、いよいよ夏に参議院通常選挙を控えたこの時期。
揺れ動く永田町の政局、飛び交う怒号、政府・与野党の攻防。
いくら社会や時代が動いても、変わらないのは議場のカオスだ。何十年も議席を維持している長老議員や、番記者たち、数多くの選挙・政局ウォッチャーにとっては、何の変哲もない風景なのだろう。
しかし、そろそろ向き合わなければならない現実も、一方に控えているのだろうと筆者は感じている。
日本維新の会は28日、夏の参院選静岡、京都両選挙区について国民民主党と合意していた「相互推薦」を撤回すると発表した。いったん合意した文書の修正を国民が求めており、信頼関係が崩れたと判断した。国民系の現職を推薦するとしていた静岡選挙区に、対立候補を擁立することも検討する。
維新、国民との相互推薦を撤回…玉木氏と前原氏の「政権交代実現」巡る路線対立で|読売新聞オンライン
先の衆院選で躍進した、大阪を中心として勢力を広げる日本維新の会。同様に議席を増やした国民民主党との関係が、破綻に近い形となっている。今「政局ウォッチャー」にとってはたまらないトピックだろう。だが残念ながら、本稿ではこうした状況を批判的に見ていく。
「政局」。1人の国会議員や候補者にとっては自らの政治生命にかかわる大切な事ゆえ、必死になるのは当然のことかもしれない。しかしそこに、決定的な有権者との感覚のズレがあること、どれほどの人が理解しているのだろう。
あなたが「政局」を見ることにハマっていたり、そこが入り口で政治に関心を持ったのなら、ぜひこの記事を読んでほしい。なぜ我が国が、沈まなければならないのか。
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