おとな研究所・新プロジェクト、始動!

世界の改革派|政治家紹介

世界の改革派|政治家紹介

皆さんもご存知の通り、私は日本維新の会学生部にも所属するバリバリの維新支持者です。私の書く記事も基本的に改革主義・自由主義かつ現実路線のバイアスが掛かった記事となっています。

しかし同時に私はオーストラリア在住で、日本以外にも西洋諸国の政治にも興味があり海外の「支持政党・政治家」も一応あります。勿論それらの党や政治家の姿勢は日本では維新の会が取る姿勢に似ているので、今日ここで読者の皆さんに私が好きな政治家2人を紹介します。

英国・労働党(ブレア派) トニー・ブレア第73代英国首相

Tony Blair in 2002.jpg
ブレア首相(2002年)

トニー・ブレア首相は英国北部スコットランドのエディンバラ市生まれで、オックスフォード大学法学部を卒業した、当にエリートと呼べる人間です。

ブレア氏入党当時の労働党は現在の民主系政党と同じ様に事実上労働組合に支配され、国民に絶大な人気を誇ったサッチャー首相の改革に対して「反対するだけ」の、今に日本の野党に近い姿でした。結果として13年間選挙に敗北し続け、保守党一強の時代となっていました。

1994年に労働党代表に就任したブレア氏はこの現状に危機感を覚え、労働党の構造を徹底的に改革し、一般党員の声を聴き、党首選挙で労働組合などの団体票の割合を減らす改革を断行しました。また、党の綱領から社会主義を目標とする事を削除し、サッチャー首相の規制緩和を一定評価し、継続を明言した上で、サッチャー改革で救われなかった最貧困層などの支援を明記し、「ニュー・レイバー」(あたらしい労働党)をスローガンに掲げ、圧勝します。

New Labour - Wikipedia
ニューレイバーのスローガン(あたらしい労働党・あたらしいイギリス)が入っているロゴ

ブレア氏は1997年に43歳の若さで歴代最年少記録を打ち立てて、首相に就任しました。ブレア氏は地方分権、貴族院の民主化や三権分立の確立などの政治改革、そして金融機関の規制緩和、そして財政黒字化などの経済政策によってサッチャー政権下から続いてたのイギリス経済の復活を確実な物としました。またEUとの連携も重視し、ユーロ導入も一時期は表明しました。

40歳と言う若さで党代表に就任し、万年野党であった労働党を危機感を覚え、左傾化を止めた姿は前原衆議院議員と似ている部分があると思います。

フランス・共和国前進 エナメル・マクロン第25代フランス大統領

Emmanuel Macron in 2019.jpg
マクロン大統領(2019年)

フランスのマクロン大統領はエリート育成校エナ(国家行政学院・École nationale d’administration)卒業後、政治家になる前には財務官僚となり、その後投資家となったマクロン氏2014年に無所属として左派オランド政権で経産大臣を務め、規制緩和などの経済の自由化政策(マクロン法)や自由貿易を積極的に推し進める改革を推し進めました。

マクロン氏は、経済界の絶大な支援を受けていましたが、経済統制派が多かった社会党主導の政権内で立場を失い辞任。その後無所属として大統領選挙に出馬、相手候補のルペン氏(国民連合)に対しダブルスコア近い得票で勝利し、2017年に39歳と言う若さで歴代最年少大統領に就任しました。

大統領就任後は最大与党社会党と野党第一党共和党から議員を引き抜き新党オン・マーチ(La République En Marche !・共和国前進)を立ち上げ、2017年の総選挙では総議席数の6割を超える350議席を獲得し、議会でも与党の立場となりました。

Macron's Upstarts Have Become the Establishment - The Atlantic
En Marche! 党大会

大統領就任後は労働市場改革や公務員削減、法人税引き下げやキャピタルゲインに対するフラットタックス導入など経済改革を推し進めました。

マクロン氏の立ち上げた政党共和国前進は維新に非常に似ている政党で、規制緩和や小さな行政機構を掲げています。また、既存政党に対抗する第三極と言う点でも非常に似ているでしょう。日本の政治家では10年後の音喜多(現)参議院議員に近いと個人的には思っています。

政権を取るのは「現実主義者」だ

やはり、今日紹介した二人に共通するのは「現実主義者」である事と、「ふわっとした民意」を獲得できた点であると思います。日本維新の会がこれから政権を獲得するには、世界の改革派がどのように政権を奪取したのかを研究し、それを真似る事が重要だと考えます。

国際カテゴリの最新記事