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TOBITATE STORIES #2 僕がトビタテ生になったわけ 

 

https://tobitate.mext.go.jp/

シリーズ「TOBITATE STORIES」と題し、今回2回目の連載をさせていただくことになりました。

前回の#1「トビタテってなに?」に引き続き、今回は私自身がトビタテ生になった理由をお話ししていきたいと思います。

高校生の方だけでなく、全世代にとって有益な情報を発信してまいりますので、最後まで読んでいただければうれしいです。

私がトビタテ生になろうと思った理由

私は、今年の一月に書類を提出し、1次審査(書類選考)、2次審査(面接選考)を経て、無事トビタテ生となることができました。

では、私自身がなぜトビタテ生として留学しようと思ったのか。

私は、父親は会社員、母親は主婦という、ごくふつうの一般家庭で育ちました。学校もずっと公立で、塾に行ったりしたこともなかったため、学校教育以外で英語にかかわることはありませんでした。

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しかし、そんな私に転機が訪れました。

中学3年生の時のこと。私は、ひょんなことから故郷の姉妹都市である外国の町に行く機会を得ることができました。実際に(超短期)留学を行い、多くの学びがありましたが、その中でも、確実に私の心の中に残っていることがあります。

海外経験で分かったこと

それは、「世界を知らずに自分の地域で行動することはできない」ということでした。

私は、自分が生まれ育った故郷が大好きです。将来は、故郷に戻って働く傍ら、地域のために何か行動ができる人になりたいと思っていました。

そんな私は、地域でのボランティアなど、身近な活動に重きを置いていました。

しかし、実際に世界に飛び立ってみて、ただ地元で活動するだけでは「井の中の蛙、大海を知らず」といった状態になっているのではないかと気づかされました。

それまで、県外ですらまともに出たことのなかった私でしたが、この体験が人生を大きく変えるきっかけになったのです。

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井の中の蛙にならないために

自身が「井の中の蛙、大海を知らず」であることに気づかされた理由。

それは、自分たちと現地での「価値観」の違いでした。その中でも、特に印象に残っているのが「少子高齢化」です。

日本では、少子高齢化を「危機」と捉え、ネガティブなイメージが先行しているように思えます。しかし、私が訪れたカナダの町では「少子高齢化」をポジティブにとらえ、むしろ高齢者たちのセカンドライフを送る場として、独自の発展を遂げていました。

また、持続可能な社会づくりにも積極的に取り組んでいました。地元にあった水族館は、すべて地元住民のボランティアにより運営されており、「地域のために役に立ちたい」という意識の高さを感じました。

これらは日本、自分の住んでいる地域では見つけることのできなかった新たな価値観であり、海外へ行かなければ知りえなかったことです。

留学に踏み出すには勇気がいりますが、それはきっといい経験となって自分に返ってくるでしょう。

感染症の影響は続いている

2020年初頭、突如世界を襲った新型コロナウイルス。その影響は、留学業界にも大きく及ぶことになります。

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私が参加しているトビタテ!留学JAPANも、高校生コース6期生(2020年度募集)は採用を中止するなど、大きなあおりを受けました。

ウイルスの影響は現在も続いており、私たち7期生も多くが留学時期を変更したり、オンライン留学を選択したりなどしており、大変厳しい状況にあるといえます。

しかし、このような状況下でも「学び」をする機会が与えられていることに感謝しなければなりません。今後も、自分を含めた多くの人が世界に羽ばたけることを願い、活動を続けていくつもりです。

関連サイト

【文部科学省】トビタテ!留学JAPAN – その経験が、未来への自信。

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