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立憲民主国対委員長「もう一つ(社民党が)消えれば我々の時代、そういう『明るく楽しい国会』に」

立憲民主国対委員長「もう一つ(社民党が)消えれば我々の時代、そういう『明るく楽しい国会』に」

両院協議会安住国対委員長あいさつ、全文文字起こし

 この記事ではまず、臨時国会初日にあたる10月26日に開催された両院議員総会での、立憲民主党安住国対委員長のあいさつ全文を掲載する。ぜひ皆さんには、発言を切り取りすることなく、全部ご覧になった上で、安住氏の発言を評価していただきたい。なお、人間関係や文脈等分かりやすくするために、括弧で捕捉する部分もあるが、文意を曲げないように努めている。

(以下文字起こし)

みなさんおはようございます。

この臨時国会、非常に短期決戦になります。今代表からもお話しがありましたように、4か月強にわたりまして、開催を拒んできました。しかしこの間、色々ご批判もありましたけども、追及チーム、また、閉会中審査と、衆参合わせてですね、二週間近くに及び委員会をやりながら、大きなニュースで取り上げられることもありました。数は大きくなりましたから、これは大きなパワーにしていかなければなりませんが、それは、あえて申し上げますと、国対の仕事ではないです。国対はあくまでやっぱり舞台づくりでございまして、過去を見ますとですね、やはり例えば消えた年金の問題も、(現立憲民主党の)長妻さんを中心に、耐震偽装なんかも(現立憲民主党の)馬淵さんが中心になって頑張ってこられました。そういう風にですね、桜を見る会も、他党ではございますけれども、(共産党の)田村先生が地道に調べた結果出てきたテーマでございます。

 つまり言わんとすることは、先生方のおひとりおひとりのですね、地道な調査や問題提起が、社会を大きく動かすんだということを、一期目の先生から、在職50年の大ベテランまでいらっしゃいますから、いろんな経験をもとに考えると、やっぱり議員は国会で質問をして、その中から社会を変えていくという、一点突破を目指す、原点に返った国会にしたいと思います。

 残念ながら、衆議院では、国民民主党のみなさんが直前になって、会派の離脱をなさいましたので、しかしそれでも113人でスタートいたします。できるだけ協力をしながらやっていきますが、これで幸か不幸か衆参とも足並みがそろいました。ですから、思い切ってスッキリ行きたいと思います。

 衆議院はですね、余談ですが、去年ここでスタートするときは、「立憲民主・国民・社民・社保、なんとかフォーラム」というものすごい長い名前でしたけど、ようやくここに来て「立憲民主党・社民・無所属」となって、間もなくもう一つ消えれば、ようやく「立憲民主党・無所属の会」位になってですね、ようやくわが党の時代が来るんじゃないかと。余計なことを言ってすみませんでした。そういう、「明るく楽しい国会」にして、会派は少し減りましたけども、議員はしこしこ増やしていく。同志を増やしてですね、役割を。

 私はこの2日間、どういう国会になるかといつも瞑想をめぐらしていましたが、本当に今会だけは、どういう国会になるか分かりませんでした。なぜか。相手が何をしたいと思っているかわからないからですよ。だからそういう点ではですね、何か日々の中で気の利いたことは言うけれども、本当に国民生活のためにそれはなっているのか。それが本当に自由や言論を守ることにつながっているかと。国民のために働いているかどうかを徹底チェックする国会に、衆参ともにしていきたいと思います。

 国対もできるだけ皆さんのサポートをして、幹事長みたいに明るいお金の話はできませんけども、気持ちで皆さんを応援したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

安住氏発言のポイント

 まず、「国民民主党」「社民党」が会派から消えることで、会派の名前がスッキリしてとても嬉しそうな反面、共産党の田村議員を褒めるなど、共産党との良好な関係が演出されているという点がある。これでは、立憲民主党は、本格的な左派野党の仲間入りである。共産党と1議席しか差が無い維新の会の質問時間を、共産党よりも大幅に少なくするだけあって、共産党と立憲民主党の関係は、極めて良好なのだろう。

 次に、野党第一党として、野党の連携をまとめていくことが望まれる立場であるにもかかわらず、社民党を念頭に「もう一つ消えれば」とバカにしたような発言を行う点がある。8月に起こったことを振り返れば、国民民主党との合流交渉でも、枝野幸男代表が玉木雄一郎代表との党首会談を断るなど、立憲民主党幹部は他の野党を軽視するような言動を行っている。これでは、選挙において野党間の調整を行う気がないのではないかとしか思えない。これだけ他党をバカにするような態度を取れば、会派を共に組む政党も徐々に減ることだろう。しかし、これで立憲民主党が「スッキリした」と思うのであれば、立憲民主党自身が望んだことであるから、何も言うまい。

 最後に、政権を監視することにしか関心がないという点だ。代表選挙で散々「現金追加給付・消費税減税」をテーマに論戦を行った以上、この臨時国会でもこれらの経済政策を実現させようと意気込むのではないかと期待するのは愚かである。結局は、政権の追及にしか興味がないのである。

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