支持母体・連合に唾吐く左派野党支持者 連合はいつまで「仏の顔」を続けるのか?

立憲・共産の都連幹部が前代未聞の対談、「立憲共産党」と揶揄される

 立憲民主党と共産党が、前代未聞の共闘体制に入っている。

 読者の皆さんもご存知の通り、共産党は破防法に基づく公安調査庁の監視対象団体である。そのため、従来民主党系も共闘に慎重であった。「民共共闘」の道を開いたのは岡田克也民主党代表(当時)であり、その後民主党系が分裂し、立憲民主党が結成されると、共闘のフェーズがもう1段階上がった。

共産党は、「野党連合政権」を唱え、共産党、立憲民主党、社民党からなる連合政権を構想するようになっている。立憲民主党と共産党は、国会の表決でも共同戦線を張ることが目立つようになった。

令和3年度本予算では、立憲民主党と共産党は組み換え動議を共同で出す一方、国民民主の独自案には反対した。重要土地規制法案では、自民・公明・維新・国民民主が賛成する一方で、立憲民主党は共産とともに反対した。

東京都政では、さらに共闘体制が進んでいる。

都議選において、立憲民主党は、国民民主党と選挙協力をしないまま共産党・生活者ネットと候補者調整を済ませた。その背景には、都議選で共産党に便宜を図る代わりに衆院選で共産党票を得ようとする立憲の思惑があるだろう。政策面でも、立憲・共産両党はオリンピック中止を求める点で一致している。

参考:立憲、都議会で五輪中止・延期の訴えを決定 都議選でも

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そして立憲民主党はとうとう、超えてはならない一線を越えてしまったようだ。立憲民主党の手塚仁雄都連幹事長が、日本共産党の田辺良彦都委員長と対談し、都議会共産党の機関紙「東京民報」に掲載されてしまったのである。

参考:対談 政権交代へ、共闘の発展を

これに連合が激怒したのである。というのも、手塚立憲都連幹事長が、「ホップ・ステップ・ジャンプでいえば、ステップになるのが、都議選です。政権を目指す合意は、党中央での詰めた協議が必要ですが、東京で共闘を積み上げられれば、政権交代への大きな弾みになります。そのための話し合いを詰めていきます」と、立憲・共産党政権をほのめかす発言まで行っているからである。

対談を都議会共産党の機関紙に乗せただけでも大目玉なのに、それに加えて共産党の野党連合政権に乗るような発言も行ったのが、手塚幹事長なのだ。

連合は、既に立憲民主党公認候補に対する推薦取消しも検討しているという。身から出た錆であるが、当然だ。立憲都連が共産票に目がくらみ、長年応援してくれていた連合所属労組を裏切るような行動を取ったのが悪いだろう。

左派野党支持者の連合バッシング始まる

しかし、熱狂的な立憲支持者をはじめ左派野党支持者の多くは、連合に申し訳なく思うどころか猛反発したのである。

左派野党支持者の特徴として、公安監視対象団体の共産党に異様に甘いこと、共産党との共闘に反対する勢力に手厳しいことがある。実際、4月に国民民主党も、長野補選の対応が原因でもうバッシングを受けている。

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参考:国民民主党は「逆賊」!?左派野党支持者の目に余る全体主義的言動に呆れる

今回は有名人を中心に、左派野党支持者の連合バッシングに焦点を当てる。このような支持者を抱える立憲民主党に、連合から支援してもらう資格はあるのだろうか?

① 政権のためなら共産党と共闘しろ論

 山崎雅弘氏のように、政権交代のためなら共産党と共闘せよという声は根強い。しかし、中道右派議員が数多いた民主党政権でも、左翼政党・社民党を抱えたことで閣内不一致が起こり、鳩山政権が崩壊した。その後、民主党が下野した後も、党内のリベラル派と保守派の対立が続き、党そのものが分裂するに至っている。一連の民主党の動きは、「悪夢の民主党政権」と呼ばれる。旧民主党政権でさえ、多くの国民は「悪夢」と思っているのだ。共産党は、社民党よりももっと左に寄った極左政党である。そのような共産党と立憲民主党が政権を取っても、バラバラ感は民国社政権(旧民主党政権)以上であろう。そうだとすれば、「悪夢」どころでは済まずに、「地獄」が広がることになるだろう。また、支持者にも労働者のために(野党連合政権を樹立すべく)、共産党と共闘しろという考えがあるようだ。

なお今のところ、連合の再三の忠告にもかかわらず、立憲民主党都連は共産党とともに「立憲共産党の完成」に突き進んでいるようだ。相変わらず、立憲民主党は、共産党の都議候補の応援を行っているという投稿もある。

② 立憲民主党よ、連合を切れ!

 次に、「連合を切れ」という主張も散見された。今まで長年立憲民主党議員の当選に貢献してきた連合に対し、いとも簡単に「切れ!」というのでは、連合関係者も腸が煮えくり返る思いになるだろう。

 ここまで、民主党政権が実現したときも、民主党系が選挙で厳しい結果になろうとも分裂しようとも支えてきたのが連合だ。それにもかかわらず、このような言われようでは、連合が不憫になる。

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③ ここまでくると誹謗中傷

 単なる批判の域を超えて、もはやここまで来ると誹謗中傷である。論評に値しない。

 連合を、「労働者国民の敵」「諸悪の根源」と言っているが、連合が立憲候補でなく自民党候補を支援し始めても良いのだろうか。

 連合は労働者を代表する健全な労働組合の集まりである。これに対し、共産党こそが、破防法に基づき公安調査庁に監視されているため、「反社会的組織」と呼ばれるにふさわしい。

連合はいつまで「仏の顔」を続けるのか?

このように左派野党支持者の連合に対する態度は、目に余る者がある。左派野党の最大政党である立憲民主党の、最大の支持母体が連合だ。その連合に罵詈雑言を浴びせる態度は、まさに「天に唾を吐く」ようなものである。

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ところが、連合もなかなか煮え切らない。長野補選でも連合所属の民間労組が、共産党と立憲長野県連の政策協定に反発する動きを見せたが、最終的に推薦解消には至らなかった。

警告をするだけで、結局最後は立憲民主党を応援するのだと立憲民主党側に悟られるようなことがあれば、連合の主張を立憲民主党が聞きいれることはなくなってしまう。

4年前の都議選で、自民党は自公連立の支持母体である創価学会を軽視した結果、痛い目を見た。今度は立憲民主党に、一度連合抜きで共産党との共闘だけで都議選を戦わせるべきだ。そうでもしないかぎり、立憲民主党はずるずると共産党と共闘を続けるだろう。

そしていつの日か、一般人から見れば立憲と共産の区別がつかない、「立憲共産党」が完成しているかもしれない。

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大学院生2年目です。法律や経済など幅広く投稿します。

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