【主張】国民民主党支持者は、「希望」を捨ててはならない 選挙に負けた党の支持者がやるべきこと

 応援する政党が選挙で敗れたとき、ショックを隠せない支持者が、SNS上を中心に散見される。

 しかし、問題なのは結果そのものでなく、その後の行動である。いくら嘆こうとも選挙の結果という「過去」を変えることはできないのだから、「未来」を考えるべきである。ただし、2つの点に留意したい。まず、「未来」を考えるには、過去の反省は不可欠である。次に、変化には、良い変化と悪い変化であり、今までやってきたことで結果が出ないからと言って、悪い方向に変わってしまったら本末転倒である。したがって、未来をより良くするために何ができるのかを考えて行きたい。

 7月4日投開票の東京都議会議員選挙で、国民民主党は惨敗を喫した。10人以上の国会議員を擁する野党第4党までの主要政党の中で、「一人負け」した格好である。今回は、国民民主党の支持者にフォーカスして、支持者が今後何をすべきなのかという点について、私見を示したい。

参考:【都民ファーストの会大健闘・自民党苦戦】東京都議選の結果分析とこれからの政局の展望は

 なお、党の戦略として足りなかった点は何なのかに関しては、別の記事に譲りたい(別サイト)。有料ではあるが、かなり力を入れて書いたので、ぜひ読んで欲しい。

参考:都議選大反省会 国民民主党が都議選で勝つために何をすべきだったのか

過去の反省 選挙前の国民民主党の問題点

 選挙前の国民民主党の問題点は、大きく分けて3点あると考える。

 第1に、積極的な選択肢たり得なかったことである。都議会議員候補4名の中で、得票率10パーセントを超えたのは、おきつ秀憲さん(北多摩第2)だけである。他の選挙区では、一番低い選挙区では2パーセント台と大苦戦した。党の知名度があまりにも低い上に、選挙区カバー率がここまで低いと、泡沫候補から抜け出せておらず、そもそも土俵に立てていないのである。特に注目したいのが、元職の候補の中にも、得票率1桁台前半で苦戦した候補がいたということだ。本人のこの4年間の活動量が十分でなかったこともありうるが、党の名前が浸透していないという点が最大の理由だろう。

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 次に、どういうスタンスか明確でないという点である。すなわち、都議選は、自民党・公明党の国政与党系、立憲民主党・共産党の国政野党系、都民ファーストの都政与党系による、実質的に三つ巴の争いであった。国民民主党は第4極となってしまい、国民民主党のスタンスが分かりにくくなっていた。やはり、中道という位置づけを明確化したいのであれば、都民ファーストとの連携が十分でなかったと考えられる。

 最後に、連合を超えて一般の住民の支持を得られていないという点である。選挙運動も、党職員や連合関係者が中心となっており、一般のボランティアを十分に確保できていなかった。

 上記それぞれの問題点や他の問題点の詳細については、上記の「都議選大反省会」を参考としてほしい。

選挙結果を踏まえて支持者が決してやってはいけないこと

 選挙に負けたときに、支持者が最もやってはいけないことは、極端な意見に走るという事だ。支持を広げなければならないのに、逆に先鋭化していてはみっともない。かつて、次世代の党という政党があった。2014年衆院選で獲得2議席の大敗を喫したが、党の支持者が「もっと保守を明確化した名称を」と要望した結果、党名を変えてしまい、政策もより過激なものとなった。現在、次世代の党もとい日本のこころは消滅している。極端な言論に走った先は消滅である。

 国民民主党は、確かに改憲政党であるが、自民党ですらコロナ禍で積極的に訴えている改憲を訴える必要はない。ましてや、支持者がそのような破滅まっしぐらな道を党に提案してはいけない。

 逆に、憲法問題であれば、①財産権の制約と補償の問題(命令と補償はセット)、②コロナで脅かされる生存権の問題に、的を絞って主張すれば良い。他にも、③金融緩和の強化、④積極財政(時限的消費減税、一律給付などの非裁量的支出の増加)などの経済政策、⑤2巡目のワクチン接種も見据えたコロナ感染対策など、課題は山積みである。あくまで、新型コロナ対応と経済政策を第一に考えるべきであって、それ以外の政権の汚職や憲法改正、安保法制をテーマにしても国民には響かない。したがって、国民生活に直結した、国民の関心の高いテーマをむしろ訴えるように、党に提案をしていくべきなのである。

 次にやってはならないことは、党勢拡大をあきらめることだ。「希望」を持とう。元々苦戦が予想されていたので、意外な結果ではないはずだ。そこで、次に何をすべきか、自分に何ができるのかを、主体的に考える姿勢こそ必要である。この記事を読んだ国民民主支持の読者の皆さんも、受け身の姿勢でなく、「自分が貢献してやる」くらいのつもりで、自分事として考えてほしい。一人一人がボトムアップで政党に関われば、必ずその政党は強くなる。

選挙結果を踏まえてやるべきこと

 今この記事を読んでいる国民民主党支持者にやってほしいことを端的に申し上げたい。

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 1点だけである。リアルの活動に参加していただきたい。ただし、そうは言っても、いきなりボランティアに行くというのは厳しいので、「地上」での活動方法をレベルに分けて示したい。

レベル1 選挙に行って国民民主党公認候補と比例票を投じる
   (他党支持の方も、国民の権利なので選挙には行きましょう)
レベル2 応援演説を聞きに行く(ホームページ記載の政策を読む)
レベル3 政治に関心のある友人に国民民主党の話を振る(口コミ)
レベル4 国民民主党のイベントに参加する(憲法調査会、意見募集など)
レベル5 政党活動や選挙活動のボランティアをする

 やる気のある人は、もうレベル5までコンプリートしているかもしれないから、1度の選挙で折れずに今やっていることを続けてほしい。他方で、初心者の方には、ぜひまずはご自身が、国民民主党の政策や主義主張を知るところから始めてほしい。

 支持基盤の強い政党は、やはり地上で動ける人が多い。しかし、国民民主党は新設政党で、ボランティアの数も少ない。みなさん一人ひとりの力が必要な政党なのだ。一人ひとりの小さな力を結集し、いかに大きなものにできるかが、鍵を握ってくる。

他党支持者の方へ

 他党支持の方も、同じような形でご自身の支持する政党の政治活動に、参加してほしい。私は国民民主党を支持する立場から、このように書いているが、政治に関心を持つ人が増えること自体は、うれしく思う。

 自分の党の現状に置き換えたらどうなのか?という形で、この記事を参考としてほしい。

 

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大学院生2年目です。法律や経済など幅広く投稿します。

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