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【都知事選】ホリエモン出馬!?それでも小池百合子が強いワケ

注目度は国政選挙に肩を並べる東京都知事選。6月18日告示、7月5日投開票と選挙選はあと1ヶ月足らずでスタートします。

今回の都知事選で出馬すると見られているのは現職の小池知事の他にはNHKから国民を守る党の立花氏、幸福実現党の七海ひろこ氏、日本第一党の桜井誠氏、そして急遽出馬報道が流れた堀江貴文氏です。

堀江氏が有力候補に浮上するものの、小池氏優勢選挙構図は変わりないでしょう。しかし、多くの皆さんはあの評判の悪い小池知事の再選が確実視されているのか、と疑問に思われているでしょう。今回はなぜ小池知事再選の可能性が高いのか。そのワケを中心に見ていきたいと思います。

小池知事を支える3要因

小池知事の再選が確実視されていますが、その要因については以下のような事が上げられます。

①支持率

小池知事は以外にも高支持率を維持しています。朝日新聞が春に実施した都民世論調査での支持率は50%、不支持率は25%でした。調査時期は若干異なりますがJX通信社が実施した世論調査でも同様の傾向が見られます。(支持49.6%、不支持37.4%)

自治体首長の支持率は5割前後が相場ですが、支持層別動向を見てみれば小池知事が幅広い層から支持を集めている事が分かります。

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JX通信世論調査の詳細を見てみると、都内で最も支持率の高い自民党支持層と無党派層の過半数を超える数からの支持を受けているのです。立憲民主党や公明党、日本維新の会支持層でも同様です。更に女性層からの支持が厚いのが特徴的です。

②知名度+メディア露出

都知事選は知名度で決まると言っても過言ではありません。小池知事の元々知名度は高かったのですが、4年前の電撃出馬表明などマスコミを上手く利用して注目度を高めていく戦法を展開。テレビ報道が追い風となり勝利へと繋げました。都知事選1年後の都民ファーストの躍進、希望の党結党などでも巧みな手法で行われ、「小池劇場」とも言われました。

さらにコロナウイルス対策で再びメディア出演が増えており、さらに一部の世論調査では評価する政治家2位に浮上するなど、影響力を取り戻しつつあるのです。

③支持組織

都議会最大会派である都民ファーストの会に加え、都内70万~80万の基礎票を有する公明党、さらに自民党、連合東京も小池支援に回る可能性があります。

都民ファーストの会は都議選以降、選挙戦で苦戦を強いられてきたものの、今年に入り風向きが変わりつつあります。5月17日に行われた奥多摩町長選挙では、都民ファ推薦の新人が5選を目指した現職候補(自民党推薦)を破り当選。自民推薦の現職を破る事は異例の自体であり、都民ファの力も戻りつつあるのではないのでしょうか。

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無風選挙で終わるのか

自公の独自候補擁立を断念(https://www.google.com/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASN5L6DD9N5LUTFK00V.html)に加えて、野党共闘側の候補者擁立作業も難航しています。支持率低下中の立憲や国民民主は不戦敗も仕方がない(党幹部、読売新聞)とすでに諦めムードに突入しているようです。野党側で統一候補として有力視されていた山本太郎氏も出馬する意欲はなく、候補者選考から難航しています。

前回都知事選も、野党統一候補が決定したのは告示直前です。事実上の負け戦となれば前回以上に候補者擁立は難しいとされますので立憲国民からの独自候補擁立の可能性は低いと見ています。さらに国民民主党の前身は希望の党。小池知事の力で比例当選した国会議員が党内の大半を占める以上、対立候補擁立となると党としての見識を疑わざるを得ません。(苦笑)

以上の事を考慮すれば、共産系が日弁連元会長の宇都宮健児氏等を担ぎ選挙選に挑む。立国は自主支援するというような展開になると予想しています。

一方支持率野党第一党に躍進を果たした日本維新の会(前回は自主投票)は、小池知事推薦や独自候補擁立等様々な方策を模索しているものの方針が未だに定まっていないです。同党は都知事選と同時に行われる都議補選に注力している為、独自候補擁立の可能性は極めて低いですが、先月の目黒区長選を初めとした候補者擁立を積極的に取り組んでいるので何らかのアクションを起こす事も否めないです。サプライズで橋下徹氏等が維新公認で出馬すれば選挙構図がガラリと変化するのですがね…(大阪都構想実現まで本人の出馬は有り得ないでしょう)

前回に引き続き、政治団体「日本第一党」は党首の桜井誠氏が立候補を表明していますが、ネット以外の知名度や極右思想の持ち主である事から当選は極めて難しい。同党も勝算有りとは、選対がまともなら思っていないでしょうね。 ただし、真の狙いは別にあると考えています。

日本第一党は次期衆院選の比例東京ブロックで候補者擁立を表明しています。都知事選で桜井誠氏が20万~30万票を獲得すれば、国政進出の可能性が高まる。衆院選に向けた党の周知活動が狙いでの出馬でしょう。

このように主要政党は小池知事推薦再選を確実視している模様で、小池知事に勝てそうな候補者擁立は厳しい情勢です。

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先程紹介した通り、①自民党や無党派層から票が取れる ②小池知事に勝る知名度 ③自公・連合に匹敵する組織力 この3要件が揃う候補者は居るはずがありません。このまま無風選挙になると思いきや、都知事選にはあの人が出馬の意向なのだとか。

ホリエモンが出馬!?

ホリエモンこと堀江貴文氏が出馬に前向きであるとスポーツ報知が報道。それに加え、堀江氏は「東京改造計画」というタイトルの著書出版も発表。これは都知事選出馬の伏線ではないか、とネット上で騒ぎになっています。

後ろ盾には、立花孝志党首率いるN国党が付くとされています。

堀江氏は立花党首と同じく「反自粛」の急先鋒。以前からTwitter等で早期の自粛解除や経済活動再開等を訴えていました。過激な主張で世論の注目を集められる。集票力は未知数であるだけに小池知事は危惧しているはずです。

ホリエモンの電撃出馬で都知事選構図が大きく変化しそうです。

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